ステークホルダー資本主義と昭和日本の修正資本主義 | 門前小僧、習わぬ今日を読む

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反グローバリズム、反新自由主義、反緊縮財政。
アイコン,ロゴ画面はイラストレーターtakaさんより。
takaさんの詳細情報はブログ画面にて。

 

 

この株主資本主義擁護のクソ記事によると、

かのミルトン・フリードマンも、株主資本主義熱烈支持だったようです。

 

ま、新自由主義の親玉みたいなもんですから、当然といえば当然ですが、アメリカあたりでは株主資本主義に対する風当たりは相当強くなっているということでしょう。

 

日本の場合は、

そういったところに焦点が合わず、

相変わらず竹中平蔵がスケープゴートみたいな感じになっていますが(まぁ彼も株主資本主義に立った考え方でしょうけど)、

問題の本質、本当の敵は竹中平蔵などではなく、

株主資本主義、株主至上主義であることに気づかなければ、

 

反緊縮~!

 

とか言ってても、

ミスリードされて搾取され続けるでしょうね。

 

そのトラップの典型が,

言ってはいけないアレ

ベーシックインカムのことです

それはともかく。

このステークホルダー資本主義、

類似のものが過去とある極東の島国で既に実現されてたんですよね。

 

オイルショック後の昭和と言う時代を締めくくった、

日本最後の経済黄金期における修正資本主義ですな。

 

まぁ、ステークホルダー資本主義は、

企業の役割を強調する倫理的な規範のような意味合いが強く、

現状では最終的に企業の意思に左右されるところが大きそうなのに対して、

 

昭和の修正資本主義は、

税制度や社会保障制度等による労働分配率の向上、

環境問題、労働問題に対する各種規制など、

政府や行政が主導した側面が極めて強く、

民主主義という政治制度が極めて有用に働いた結果と言えるでしょう。

 

今の日本の民主主義では、

無駄にデカイブタどものブヒブヒ鳴く声がうるさくて、

マトモな国民生活のための政治ってのが困難な状況にありますので、日本と言う国がドンドン歪められちゃってるわけですけど。

 

ブヒー!

(税金の無駄遣いー!)

ブヒヒー!

(規制緩和ー!)

ブヒヒー!

(働き方改革ー!)

 

頭使えよ

このブタ🐽どもが。

 

とか言ってると、

ブタに失礼とか、ブタに謝れとか

そういう批判が飛んできそうですが、

まぁ確かにブタさんに失礼ですな。

 

表現としては的確ではないかと思いますけども。

会話通じねぇしアイツら。

 

こういう会話が通じない&目先のことしか考えないインテリが、

何と多いことか。

 

昭和の好景気時代を懐かしむ声に対して、

パワハラ・セクハラが横行してたとか、

全く論点のズレた批判かましてくる輩もいますけど、

論理的思考ってのができないんですかね?

 

それはそれ、これはこれでしょ。

 

年功序列で、

能力関係なく階級や給料が決まってたとかいう批判もありますけど、

 

特定の職場で真面目に頑張って働いていれば、

年を取って体のあちこちに不調が出ても、

確実に給料が上がっていくという希望がありました。

 

今はどうですか?

 

適当な年齢で退職迫られて、

能力のない人はハイサヨナラ、

能力がある人は無理やり役職付けられて退職させられた挙句、

再雇用されて低賃金でこき使われる。

 

年功序列とどっちが労働者にとって好条件ですかね?

 

そして少なくとも昭和時代は、

男も女も身体張って働けば、

貧困から脱出する術がありました。

 

今はどうでしょう?

 

いくら身体を張っても、

低賃金でこき使われて、

貧困から脱出することすら出来ないんじゃないですか?

 

こと経済的な側面で考えるなら、

昭和時代の方が、

今より遥かに努力が認められる社会だった

じゃないですか。

 

今みたいな夢も希望も無い時代より、

パワハラやセクハラを除けば今より全然良い時代じゃないですか。

 

あの時代に帰ることはもうできなくても、

夢と希望に溢れた社会を、

もう一度作り上げてみたいと思いませんか?