保守って何なのか、考えてみた。10~国民のための保守 | 門前小僧、習わぬ今日を読む

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反グローバリズム、反新自由主義、反緊縮財政。
アイコン,ロゴ画面はイラストレーターtakaさんより。
takaさんの詳細情報はブログ画面にて。

国益。

 

日本国民の利益。

 

すなわち、国民の多数派を占めている、

日本に生まれ、日本に育ち、日本で暮らし、そして日本で死んでいく。日本の国土と風土、そして歴史を作り上げていくであろう人々の利益を守る保守。

 

つまり、国家の安全保障を重視し、多数派国民の利益=国益を最優先に考える保守。

 

国家の安全保障、すなわち

農林水産業、医療、防衛、土木・建築業、エネルギー、行政、教育。

これら国家的インフラストラクチャーおよびこれを運営・管理する業種の徹底して保護する姿勢。

 

そして、行動は法律に従いながら、しかし思考は常に法律に縛られず、

国民の利益を損なう法律は削除もしくは改正し、

国民に利益をもたらす法律はこれを保護して決して変えず、

国民に利益をもたらす法律を常に考え、立案する。

変化に柔軟に、しかし決して流されない姿勢。

 

これが、真に国民のために、国民の利益に繋がる保守です。

 

しかしながら、現在日本の主流派保守は、グロ保守によって壟断されています。

しかも、異常なほどの侵食度です。

 

グローバリズムに染められた欧米ですら、国家の安全保障に関わる部分においては頑なに保護しているにもかかわらず、日本と日本国民は、国家の安全保障を蔑ろにし、何をおいても財源を気にするさもしい冷酷な考えをするようになってしまいました。

これには、リベラル左翼というやはり外来種の思想に浸食された日本の左派によるネガティブキャンペーンの影響も大きいところでしょう。

 

どこの国であっても、保守派と革新派、つまり右翼と左翼の対立はありますが、国家の安全保障という問題に関して対立することなどまずありません。あるとしたら、手段、メソッドの問題での対立程度のものです。

 

国家の安全保障に直結する軍事力強化に反対する左翼など存在しませんし、自然災害大国である国情を忘れたかのように公共事業を叩く左翼も、他国には存在しません。

 

日本の左翼が異常で、狂っているのです。

 

今こそ日本国民は、海外諸国と同じ感覚を取り戻すべきです。

右翼だろうと左翼だろうと、国家の安全保障問題に関してだけは、一致団結して事に臨む。財源などという些末な問題は気にしない。

 

愛国心、という言葉があります。

 

愛国心とは、特別殊更に存在を主張するものでは無い

と私は考えます。

 

なぜなら、

貴方が日本人として生まれ、日本に育ち、日本で暮らし、日本で死んでいくことを自覚していて、

貴方自身が、日本人として日本で過ごす一生を、より安全に、便利で、豊かな生活を送りたいと考え、

貴方の家族や友人が、貴方と同じ一生を送ることを願うなら、

必然的に国家の安全保障という問題を重視し、これを守ろうという意識が生まれるはずです。

 

それこそが、政治的な恣意によって生まれた偽物ではなく、

自然発生的に生まれ、育まれる真の愛国心と言えるものだと私は思います。

 

そういった自然発生的な愛国心を持った人々が、日本の主流派保守を占めた時、日本は真に戦後レジームを脱却し、真の独立国家としてやっていけるようになると思います。

 

そして、これを読んでくださっている皆さんの心には、

すでに自分と周りの人の幸福を願う、真の愛国心が育まれていることでしょう。

 

つまり真の保守とは、右翼左翼といった些末な政治思想に囚われない素朴な愛国心のことではないでしょうか。