連続小説「大阪純情朝焼け物語2」<きっさん>
ゆめのような出来事は、、、
きっと夢なんだと思う、、、
だってそうじゃないと、、、
ゆめがゆめでなくなるもの、、、
そっと瞳を閉じて、、、
夢を見るの、、、
次に目をあけたとき、、、、
ゆめのような出来事がそこにはある、、、
そこには、、、
あるの、、、?
~某国立病院(職場)~
私は入院して、、、
はや3日、、、
検査、検査の毎日で、チン先生の言われるがまま治療を受けている、、、
慌ただしい看護師達を横目に自らの身体を考えてみる、、、
思いのほか気持ちは沈んではいない、、、
残り少ない命だとはわかっているけど、、、
なぜだか気持ちは落ちない、、、
それはきっと、あの夜の出来事が私を支えているのだと思う、、、
旬くん、、、
旬くん、、、
あの日の二人は夢のようだった、、、
夏ノ夜ノ夢、、、
私達は恋人同士ではない、年齢も年齢だし、患者と看護師という間柄でもある、、、
でもあの夜の、、、
少なからずあの時間だけでも、、、
私は旬くんに惹かれ、恋に落ち、そして、、、救われた、、、
合わせた指先の傷と傷、、、
暖かい鼓動、、、
力強く握りしめられた手のひらは今だに強い感覚として覚えている、、、
私は手のひらを握りしめた、、、
私は集中治療室、、、
面会謝絶、、、
まるでカプセルのような部屋で一日中一人の時もある、、、
旬くんに会いたい、、、
元気だろうか、、、
脳腫瘍、、、
彼の手術は、、、
私の命より、、
彼の病を治してほしい、、、
もしも神様がいるなら、、、
死んでいく私の命と引き換えに旬くんの病を治してほしい、、、
そう思いながらも今はただ、繰り返される検査をうけている、、、
それから一週間が過ぎようとした日、、
私はチン先生に呼ばれた、、
チン先生は私の顔を見るなり微笑んで話した。
「いいかい、、落ち着いて聞いてくれ、、、
君にね、、、君に、、、ドナーが現れたんだよ!!!!、、、
そう、心臓提供者だ!!、、、
まるまる心臓を入れ替える、、、
そう、、、ソフトオンデマンドだ!!
ソフトオンデマンド移植だよ!!
場所はアメリカのシアトル!!
一週間後には君はアメリカのシアトル病院にうつってもらう!!!
大丈夫!!!世界は広い!!沢山のドナーがいる幸せを君はアメリカで感じるだろう!!!よかったね!!おめでとう!!」
アメリカ?
シアトル??
私はポカーンと、まったく理解ができなかった、、
そこへ、、、
そこへ行けば私は助かるの?、、、
あと数ヶ月の命がまた延長されるの?、、、
アメリカにドナー、、、
提供者、、、
私の命を救う人がいる、、、アメリカに、、、
私の命、、、
私の未来、、、
私は訳のわからぬまま涙が零れ落ちた、、、
一度は死んだ命、、、
もう一度歩む事が出来る命なら、わたしは何でも何処へでも行きます、、、
そう、、、心に誓った、、、
一週間後、、、
私はたか子に荷物をまとめてもらい、アメリカに行く準備が出来た、、、
出発の日は晴れてて、新しい始まりを予感させる空だった、、、
、、、空は青く、雲は白く、森は緑に輝く、、、
行く前に、、
行く前に、、一度でいいから旬くんの顔が見たい、、、
私は出発もまじかに迫った時間に
タメもとでチン先生にお願いをした、、、
「チン先生!あたし、、、会いたい人がいるの??、、ダメかな??、、ダメだよね??」
チン先生は顔を曇らせた、、
「いいかい、、、、彼の病状も悪化している、、彼も今が闘いの時だ!君が頑張れば彼も頑張れる!!わかるね??闘っているのは君一人じゃないんだよ、、、」
その時、チン先生の目に薄っすらと涙が滲んだ、、、
空港までの迎えのバスが到着し、私は旬くんに後ろ髪を引かれるがまま、病院を後にした、、、
そして飛行機は太平洋をわたりアメリカへ
壮大な青い空と高層ビル、、、
見慣れない横文字の看板とエディ、マーフィーのような笑い声、、、
アイスクリームとホットドッグ、、、
シアトルでも指折りの病院、、、
私は知らない所で命の再生を試みる、、まるでRPGの主人公のようだった、、、
つづく
iPhoneからの投稿
きっと夢なんだと思う、、、
だってそうじゃないと、、、
ゆめがゆめでなくなるもの、、、
そっと瞳を閉じて、、、
夢を見るの、、、
次に目をあけたとき、、、、
ゆめのような出来事がそこにはある、、、
そこには、、、
あるの、、、?
~某国立病院(職場)~
私は入院して、、、
はや3日、、、
検査、検査の毎日で、チン先生の言われるがまま治療を受けている、、、
慌ただしい看護師達を横目に自らの身体を考えてみる、、、
思いのほか気持ちは沈んではいない、、、
残り少ない命だとはわかっているけど、、、
なぜだか気持ちは落ちない、、、
それはきっと、あの夜の出来事が私を支えているのだと思う、、、
旬くん、、、
旬くん、、、
あの日の二人は夢のようだった、、、
夏ノ夜ノ夢、、、
私達は恋人同士ではない、年齢も年齢だし、患者と看護師という間柄でもある、、、
でもあの夜の、、、
少なからずあの時間だけでも、、、
私は旬くんに惹かれ、恋に落ち、そして、、、救われた、、、
合わせた指先の傷と傷、、、
暖かい鼓動、、、
力強く握りしめられた手のひらは今だに強い感覚として覚えている、、、
私は手のひらを握りしめた、、、
私は集中治療室、、、
面会謝絶、、、
まるでカプセルのような部屋で一日中一人の時もある、、、
旬くんに会いたい、、、
元気だろうか、、、
脳腫瘍、、、
彼の手術は、、、
私の命より、、
彼の病を治してほしい、、、
もしも神様がいるなら、、、
死んでいく私の命と引き換えに旬くんの病を治してほしい、、、
そう思いながらも今はただ、繰り返される検査をうけている、、、
それから一週間が過ぎようとした日、、
私はチン先生に呼ばれた、、
チン先生は私の顔を見るなり微笑んで話した。
「いいかい、、落ち着いて聞いてくれ、、、
君にね、、、君に、、、ドナーが現れたんだよ!!!!、、、
そう、心臓提供者だ!!、、、
まるまる心臓を入れ替える、、、
そう、、、ソフトオンデマンドだ!!
ソフトオンデマンド移植だよ!!
場所はアメリカのシアトル!!
一週間後には君はアメリカのシアトル病院にうつってもらう!!!
大丈夫!!!世界は広い!!沢山のドナーがいる幸せを君はアメリカで感じるだろう!!!よかったね!!おめでとう!!」
アメリカ?
シアトル??
私はポカーンと、まったく理解ができなかった、、
そこへ、、、
そこへ行けば私は助かるの?、、、
あと数ヶ月の命がまた延長されるの?、、、
アメリカにドナー、、、
提供者、、、
私の命を救う人がいる、、、アメリカに、、、
私の命、、、
私の未来、、、
私は訳のわからぬまま涙が零れ落ちた、、、
一度は死んだ命、、、
もう一度歩む事が出来る命なら、わたしは何でも何処へでも行きます、、、
そう、、、心に誓った、、、
一週間後、、、
私はたか子に荷物をまとめてもらい、アメリカに行く準備が出来た、、、
出発の日は晴れてて、新しい始まりを予感させる空だった、、、
、、、空は青く、雲は白く、森は緑に輝く、、、
行く前に、、
行く前に、、一度でいいから旬くんの顔が見たい、、、
私は出発もまじかに迫った時間に
タメもとでチン先生にお願いをした、、、
「チン先生!あたし、、、会いたい人がいるの??、、ダメかな??、、ダメだよね??」
チン先生は顔を曇らせた、、
「いいかい、、、、彼の病状も悪化している、、彼も今が闘いの時だ!君が頑張れば彼も頑張れる!!わかるね??闘っているのは君一人じゃないんだよ、、、」
その時、チン先生の目に薄っすらと涙が滲んだ、、、
空港までの迎えのバスが到着し、私は旬くんに後ろ髪を引かれるがまま、病院を後にした、、、
そして飛行機は太平洋をわたりアメリカへ
壮大な青い空と高層ビル、、、
見慣れない横文字の看板とエディ、マーフィーのような笑い声、、、
アイスクリームとホットドッグ、、、
シアトルでも指折りの病院、、、
私は知らない所で命の再生を試みる、、まるでRPGの主人公のようだった、、、
つづく
iPhoneからの投稿