連続小説「大阪純情朝焼け物語2」<きっさん> | mony rainbow blog

連続小説「大阪純情朝焼け物語2」<きっさん>

誰かが言ってた、、、


悲しみの後には喜びがあるって、、、


でも、、、


喜びの後にはまた悲しみがくるの?、、、


だったらそんな喜びなんていらない、、、


永遠に続く、

喜びも、、

悲しみも、、




いらない、、、






~某国立病院内~

私はふと目が覚めた、、、

私はまだ病室にいる、、、

真っ白な部屋のカーテンは暗闇に灰色にうつり、、

早退するつもりが、、
結局、私、そのまま寝ちゃったんだ、、、


今、何時だろ、、、


病室の電気が消えてるところをみると、もう面会時間は過ぎてる事はわかった、、、



風が病室を吹き抜けた、、

窓が空いているよう、、


私は自分の手を額に当てた、、、



身体が石のように重い、、、




「わたし、、、死ぬかも、、、」



とっさに出た言葉がそれだった、、



急に涙があふれ、怖くなった、、


突然、死の恐怖を味わうなんて、、


私の命が尽きる事が怖いんじゃない、、


あの話が本当なら、、


あの若さで死と向き合わないといけない旬くんの事を想うと、、


怖い、、、

自分の事より怖い、、、



あの看護師達の話が本当なら、、


私は旬くんに何をしてあげれるのだろう、、、


あの看護師達の話が本当なら、、


私は旬くんに何を残してあげれるのだろう、、、


ちがう、、



本当は元気をもらってたのは私の方で、、


実際は、、


私は旬くんに何ひとつ与えてあげれてないんじゃないか、、、



それがたまらなくて、、、


私は涙が止まらなかった、、、



人が死ぬ、、、



この仕事に着いて初めて考えた、、



人が死ぬ、、、


人が死ぬ、、、




泣いて泣いて、、

意識はあるけど、、

まぶたが重い、、


私は涙を流しながらまぶたを閉じた、、


そして、、


何分たっただろう、、、


沈黙の病院、、、

闇の静けさ、、、



そして少しづつ、、

静まり返ったローカをひたひたと歩み寄る足跡が聞こえる、、、





誰かが、、


誰かがくる、、


私のいる病室に入り、、

私の真横にきて、、


私の手を握り、、



私に
何か叫んでいるような、、、




「、、、、、、、、けてやる、、」



「、、、、、、、すけてやる、、」



「、、おれが、、たすけてやるから、」




「俺が助けてやるからな、、、」



誰??



誰かの声に似てる、、、

聞き覚えのある声に、、




「旬、、くん、、??」


私は鉛のように閉じたまぶたを無理矢理こじ開け、涙でにじんだ瞳に映ったのは、、暗がりで叫ぶ旬くん、、らしき青年、、



旬くん、、?


旬くん、、??




私は心の中で叫び続けた、、





やがて記憶はなくなり、私は再び闇の中に落ちていった、、





これは、、

夢なのかもしれない、、


ほんの一瞬観た、、私の、、夢なのかもしれない、、


真っ白な世界で天使に手を引かれているような夢?だった、、、


暗い病院の、、、

暗い世界の、、、



ほんの、、、



ほんのささやかな、、、




喜び、、だった、、、




つづく









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