連続小説「大阪純情朝焼け物語2」<きっさん> | mony rainbow blog

連続小説「大阪純情朝焼け物語2」<きっさん>

私の名前は又貫育江(またぬきいくえ)、今年、研修生を終え、四月から某国立病院に新米看護師として働く事になった。、、21歳、独身、



彼氏いない歴は、、、言いたくない。



性格は明るく前向き、、ポジティブだけどめんどくさがり、その反面、落ち込む時はトコトン落ち込むといった比較的わかりやすい性格だ、、。


そんな私に
父は言う、、、「お前みたいなオテンバを嫁にもらってくれる奴なんかいるもんか、、」と、、、

別に、、
嫁にもらって欲しいだなんて頼んだ覚えはないし、、、「どうしても、、」って相手が頼んできたら、、考えてあげなくもないけど、、

とにかく!!私は、私らしく生きていきたいし、生きていくの!!

もう学生じゃないんだから!!

ママゴトのような恋愛にはおさらばするの!!


そう言って
私は意気揚々と今日も職場についた、、、。




職場は病院ではあるけれど、明るく清潔で患者さんを第一に考えたこの職場は私のお気にではあるけど、、


おやおや??今日はなんか変だぞ??


いくえ「お早う!」


たか子「いくえ~!あんた、お早うちゃうって!!朝の掲示板見たん??」


勢い良く現れたのは私の幼馴染、、、っていうほど深くはないのだけど、同じ学校、同じ職場、同じマンションに住む、たか子だ、、、まぁ腐れ縁ってヤツです、、、。



いくえ「見てないわよ、。朝からどうしたのよ~??」

たか子「あんた、うちらの学年のトップエリートやで!!!あんたが専属の患者さんが付くんよ!!今朝の会議で決まったん!!医院長が「新入社員の一人」にってあんたを指名したん!!いきなりの大抜擢!!がんばりや~!!うちらの評価にも繋がるんやから~!!」


マジで、、、


あああぁぁぁ、、、かなりめんどくさい、、、私はどちらかと言うと先頭を切って何かするタイプではなく、後ろからみんなを盛り上げる、、言わば、ベンチの声出しメンバーが合ってるんだけど、、、

そして
私は重い足取りで掲示板を見に行った、、、

大きな総合病院、、、待合室、受け付け、エレベーターの間にあるのが私達の全体掲示板、、、よく社内新聞も貼ってあったりして、、、


「あ~、、、(汗)やっぱり私だ、、」


又貫育江、、

本日より

307号室の「朝立旬(あさだちしゅん)」の専属看護師に任命する。



先輩看護師が言ってた、、、

出来るだけ早く専属になれればその分、給料は上がるし、どんどん上にいけるよって、、、

でも私は責任が重くなるくらいなら、給料は安くてもいいかなって思ってしまう、、、

私はため息をもらし、、重たい足取りで307号室に向かった、、、


ガラガラ、、、


個室のドアを開けてゆっくり室内に入って行った、、、



「どうも、、、今日から私がお世話をします又貫、、いく、、、え、、、と、??」


その時、
フッと、、、風が室内を流れた、、、



ねぇ、、、




運命って信じる??



信じない??




私は運命なんて信じてなかったの、、、

出会いなんて全て偶然って思ってたから、、、




でも、、、




でもね、、、





そこには春風に前髪とカーテンを揺らしながらオレンジ色に照らされた天使のような少年が静かに寝息を立てて眠っていた、、、、



運命が、、、



運命がね、、、



私の胸を、、、少し締め付けた、、、







つづく












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