連続小説「ハーメルン」<きっさん> | mony rainbow blog

連続小説「ハーメルン」<きっさん>

僕は学校に到着した、、


救急車の赤いランプはらせん状にクルクルと回り、職員、生徒が群がるように集まっている、、、

僕は急いでその中を掻き分けタンカーで運ばれる立花らしき少女に近づいた、、

人間が飛び降りをすると、体の骨ってバラバラに砕けるんだ、、、あり得ない方向に向いた手足が見えた、、顔には白い布らしき物が被せられ、、僕は恐る恐るその布を剥ぎ取った、、、


やっぱり、、


笑ってる、、


立花もまた笑ってる。



笑い、唄い、神々と踊る者、、

全て、、

死に向かう、、


立花を乗せた救急車が大きなサイレンと共に小さくなるまで見送った、、


いったい僕の周りで何が起こってるんだ!!

僕はあまりの恐ろしさにその場にしゃがみ込んだ、、、

次々に死んでいく、、

ハーメルンに関わると次々に死んで行く、、

震えが止まらない、、


雲行きは怪しく、空がどんどん灰色になっていく、、、



その日、僕は早退願いを出し、家に帰った、、、

自分のそばで、しかも立て続けに死者が出る、、

このまま行けばどんどん死者が増え、そしていつかは、、自分も、、

僕は疲れのあまりベッドに倒れ込んだ、、

眠れる訳もなく、天井を眺め、考えたくはないが頭がハーメルンから離れない、、

僕はパソコンの電源を入れた、、

僕のインターネット履歴もハーメルンの画面ばかりになり始めた、、


その時、

携帯がなった、、、


幼馴染みの教師仲間だ、、

学校は違うがお互いが教師なのでよく連絡を取り合うような仲になった、、



「もしもし、、」

僕は自分を何とか落ち着かせ、電話口に出た、、

友人から話したい事があるので今夜、少し呑まないか、、という誘いだった。

僕も聞いて欲しい事が山済みだったのでその誘いを承諾した、、、


待ち合わせ場所につき、彼は僕とは違い、元気そうに現れた、、


飲み屋に入り、少し酔い始め、現実を忘れ、一時間くらいたった時、、子供達の話になった、、

彼の学校でも最近、子供達の様子がおかしいらしい、、

聞くところによると、

僕達が幼い頃、流行った少し不気味な遊び、、「こっくりさん」が形を変えて流行っているらしい、、


どの時代も子供は子供だと二人で笑った。


幾つかの条件を揃えれば「こっくりさん」らしき者が現れ、いう事を聞いてくれるらしい、、、

子供が考えるバカな遊びだ、、

実際こっくりさんでもあった、、
西か東の窓を開けて、数人の人をあつめ、コインに指をおく、、など、、

その手の遊びはどんな時代でもあるんだと、、冗談半分で聞いていた。

それが今はかなり現代的になり、その条件が「インターネット」と「ナンプレ(ナンバープレース)縦、横、3×3の正方形に1~9までの数字をうまく入れる遊び」とがあるらしい、、、


さすが現代人、、霊的要素がまるでないと大声で笑った、、、


時間帯もあるらしいのだか、
条件はあともう一つあるらしい、、


次はなんだ??(笑)
アニメか?アイドルか?

僕はもう、バカらしくなり、まともに聞く事もなくなった、、、





そして、、
もう一つの条件は、、、

















「ハムスターなんだ、、、」









「ハムスター??」








僕は一気に現実に連れ戻された、、、

一瞬、居酒屋の店内がピタリと止まったように見え、無音の時間が続き、呼吸が上手く出来なくなった、、、、






震えが止まらない、、、




間違いない、、、








、、、ハーメルンだ








続く











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