連続小説「ハーメルン」<きっさん> | mony rainbow blog

連続小説「ハーメルン」<きっさん>

「、、、ハーメルン??、、が来る??」

この言葉には何の意味があるのか、、
子供が考えた噂ならたいした意味もないだろう、、しかし、、ハーメルンという言葉を軽々しく出てくるのは子供らしくない、、

僕は少し引っかかる何かを感じ、この手紙を内ポケットに入れ、とりあえずは田中の荷物をまとめ、田中の家に向かう事にした。

道すがら、昨夜の出来事と「ハーメルン」の言葉を繋げようとしていた、、
もちろん、僕も「ハーメルンの笛吹き男」の話は知ってる、、しかしあれは物語、空想の出来事でしかないわけで、、現実とは全く異なった世界の話だ、、昨夜、僕が見たであろう、あのサーカス団にも見える団体はいったいなんだったのか、、不思議と後頭部の痛みがなくなっていた、、、

田中の家はこの街の一等地、、閑静な住宅街にある、、いわゆるお金持ちの子だ、、食べる物、住む家、寝る場所、着る服、全てにおいて贅沢と言われる物達に囲まれ、何不自由なく育った子供、、足らないのは人間らしさと感受性、、平和の産物が生み出した結末なのだろう、、僕は田中の家へ急いだ、、、

夕暮れも迫る頃、田中の家についた。

インターホンを鳴らしても誰も出ない、、留守かな?っと玄関ドアをノックする、、が誰も出ない、、仕方なく帰ろうとしたその時、ガチャっと玄関が開いた、、

そこには、いかにも神経質そうな母親らしき女性がこちらをギョロリと睨み、「どちら様ですか?」と呟いた。

中学の担任である事を伝え、家の中へ通された。

いかにもお金持ち、っといった応対室に通され、愛されていたのかどうかもわからない息子さんの話を聞く事にした、、

田中は母親の連れ子で親の再婚と共にこの街にきた、そしてうちの中学に転校してきて友達がいないわけではないが、本当に目立たなく、無口で何を考えてるかわからないヤツだ。

そして話は本題に入り、田中の行方について聞いてみた。ここ一、二週間田中の様子は変だったらしい、、食事もロクに食べず部屋にこもりっきり、、部屋ではパソコンばかりしていたらしい、、

僕は担任の特権で田中の部屋に入れてもらった、、

とかく金持ちの息子に綺麗好きなヤツはいない、、かなり部屋は荒れている、、食事もココで食べていたようだ、、勉強していた様子も見受けられるが、、
僕はおもむろにパソコンの電源を入れた、、
アニメの壁紙に特に変わったアイコンはない、、
インターネットの履歴を確認してみると何やら一カ所に集中してアクセスしている、、
僕はなんの迷いもなくそこにアクセスしてみた、、、

すると、

僕は初めて見るはずの画像に息を飲んだ、、、


「な、、、なんだ、、これは、、、!?」




続く、




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