連続小説「コインロッカーベイビーブルース」<きっさん>
ミッチー「、、、功、、、やめろって、、、」
おーちゃん「功、、、落ち着けって、、、」
きっさん「功、、、とりあえず、、そのナイフはなそ、、な、、功、、」
フッチー「クレイジーorクレイジー!!」
事務員「功ちゃん!!やめなさい!!」
功「、、、、、」
女「はぁ、、?私を殺そうというの??(笑)バカじゃないの??(笑)」
功「うるさい!!黙れ!!お前に、お前に、俺の気持ちなんかわかってたまるか!!」
ミッチー「わかった!わかったからそのナイフはなそ、、な、、」
おーちゃん「そやで!!俺らずっと一緒やったやんけ!!な、、功、、」
きっさん「ほんまや、、お前はそんなヤツじゃないやろ??落ちつこ、、な、、功、、」
フッチー「クレイジーorクレイジーorクレイジー!!」
功「、、、、」
事務員「、、、功ちゃん、、、」
女「あんたって本当にバカね、、あんたコインロッカーベイビーでしょ??それに加えて犯罪者にもなりたいの??(笑)」
功「黙れ!!お前殺して俺も死ぬ!!これで俺の人生は終わりじゃ!!最低な人生もこれで終わりじゃ!!」
功はナイフを強く握りしめ、女に飛びかかろうとした、、
事務員「!!功ちゃん!!!」
その時!!!
4人は功の前に立ちはだかり、両腕を広げ、女を守る姿勢をした、、、
功「!!!!!!」
事務員「!!あんた達!!!」
功「(涙)、、、どいてくれよ、、この女殺して俺も死ぬ、、だからお前らには関係ない、、頼むよ、、どいてくれよ、、(涙)」
ミッチー「(笑)知ってるで、、だから俺らはこうしてるんや」
おーちゃん「(笑)俺らずっと一緒やったやろ??お前を一人にした事はなかったやろ??」
きっさん「(笑)お前が死を覚悟した時は俺らも一緒やぞ」
フッチー「(笑)これがコインロッカーベイビーズだってさ~ベイビー(笑)」
功「(涙)、、、お前ら、、、」
事務員「、、、功ちゃん、、、ねぇ、、あんたの人生は人と比べたら、そりゃ、少し不幸もあったかもしれない、、、でもね、、でもね功ちゃん、その不幸はあなた一人で背負ってきたわけじゃないでしょ??あなた達5人で背負ってきたものでしょ??あなたの不幸はみんなも同じ、、同じ痛みを分かち合えたからあなた達は兄弟以上の繋がりになれたの、、、今のあなたは決して不幸なんかじゃない、、」
ミッチー「功、、、どんな親でもかーちゃんはかーちゃんやで、、」
おーちゃん「俺らのかーちゃんには会われへんかったけど、お前は違う、、少なからず会えたんやから(笑)」
きっさん「そやで、、お前の気持ちもわかるけどお前が存在するにはこのオカンが必要やってんて(笑)」
フッチー「功に出会うにはこのオカンを認めなしゃーないで、、、コインロッカー経由やけど(笑)」
功「み、、みんな、、、(涙)」
功は力なくナイフを床に落とした、、
事務員「功ちゃん、、復讐はお母さんを認めてからでも遅くはないよ、、」
功はひざまずいた、、、
功「、、、、、かあさん」
女も泣き崩れその場にしゃがみこんだ、、
女「ごめんなさい(涙)ごめんなさい(涙)私が全て悪いんです(涙)本当はここにくるのもためらっていたんです(涙)初めて大きくなった息子を目の前にどんな接し方をしたらいいのかわからなかったんです(涙)もしもグレていたらどうしようかと、、、それで思いついたのがこの接し方だったんです(涙)本当にごめんなさい(涙)あなたを捨てたのは遊びたかったからじゃないの、、、あなたのお父さんが借金をしてお酒に狂い、暴力をふるうようになって、一時的にコインロッカーに入れてかくまったの、、、そしたらその瞬間、警察に救出されて、私は気が動転して逃げてしまったの、、それから主人と離婚して、、あなたを探したわ、、北は北海道、南は九州、沖縄まで、、そうしてあなたをみつけたの、、本当はわかってたわ、、恨まれてる事も、、本当は本当はね、一緒に暮らしたかったの、、今までの罪滅ぼしをしたかったの、、それも私のわがままでした、、本当にごめんなさい(涙)、、でもあなたが元気そうで本当によかった、、一目見れただけでも幸せでした、、お騒がせしてすいませんでした、、本当にごめんなさい、、、それじゃ、、、」
女はいそいそとその部屋を出て行った、、、
4人「、、、、、」
功「、、、、、」
事務員「、、、本当にこれでいいの??、、功ちゃん??、、、このままお母さんを帰したら、もう二度と会えないかもしれないのよ、、、それでもいいの??、、功ちゃん??、、」
功「、、、、、」
おーちゃん「功!!行けって!!お前のオカンやろ!!」
きっさん「そや!!やっと会えたお前のオカンやぞ!!今なら間に合う!!」
フッチー「GO!!home!!功!!」
功「、、、、、」
ミッチー「功、、、(笑)おまえ、、、おりたかったらココにおったらええよ、、(笑)、、、その代わり、、、口クラッカーな(笑)」
功は泣きながら立ち上がり、追いかけるように部屋を出て行った、、、
ミッチー「(笑)これでええんよ、、俺らの中で一人くらいは幸せにならんと、、」
その言葉に3人と事務員は笑った、、
そしてミッチーの目にうっすらと涙がにじんだ、、、
つづく