パズル~第8話~<ふっちー>
~車中~
加元「そういえば、チャモさんが意識を失っているとき、本部からも二階堂が出頭してきたと、連絡がありました。もうニュースにで流れるんですね。」
茶盛「そうか。だがおそらく二階堂は犯人じゃないだろう。」
加元「え!?そ、そうなんですか?じゃあ、残りの一ノ瀬、三橋、四宮の誰かが犯人と考えですか?」
茶盛「そうだな。その可能性が高いと考えられるが、どうしても25年前の事件の事が気になってね。春香を殺害したのは、私への逆恨のように感じるんだ。」
加元「じゃ、じゃあ、その他の殺害された女性との関係は?」
茶盛「そこなんだが・・・・なぜ春香の殺害現場だけ明らかに殺意があったのか・・・」
言葉を詰まらせる茶盛。
そして暑さだけでは考えられないほど額から汗を流している加元。
2人はこの後は無言のまま一ノ瀬宅に到着した・・・
一ノ瀬宅・・・・・
既に巡査部長と、鑑識に所属している複数の人員と部屋の隅々を調べていた。
普段なら部下から元気よく声をかけられるところだが、この時ばかりは娘を亡くしたばかりの茶盛に、
なんて声をかけたらいいのかわからない様子で、巡査部長から
「お疲れ様です。」と一言あっただけだった。
茶盛「どうだ。なにか見つかったか?」
鑑識員「はい。部屋からは娘さんの髪の毛の他に別人のものと思われる髪の毛が2種類発見されました!」
茶盛「髪の毛が2種類だと!?一人は一ノ瀬として、もう一人は!?」
鑑識員「茶盛警部補、髪の毛には毛根の付着がないため、完全に個人を特定するのは困難です!指紋があればすぐなんですが、指紋は住人の一ノ瀬と思われるものしか発見できませんでした。」
茶盛「そうか、だがミツハシ宅と同じく、ここにも住人以外の誰かがいたということか・・・」
茶盛「おいカモ!ちゃんとメモをとっておけよ。っておい、大丈夫か?顔色悪いぞ!どうした!?」
加元「い、いえ、ちょっと体調悪いだけで・・・大丈夫です。メモもちゃんととってありますよ。ほらね。」
いつも現場でもやかましい加元も、この時だけはやけに無口になっている様子だったが、茶盛はとくに気に留めなかった。
数時間後・・・
一ノ瀬、二階堂、三橋、四宮の家宅捜査の結果が茶盛に届けられた。
指紋は検出されなかったものの、現場に落ちていた髪の毛から新たな事実が判明した。
調査中の二階堂と四宮からは、本人の髪の毛と照合し、捜索中の一ノ瀬、三橋は家宅から一番多く見つかった髪の毛を本人のものと推定して調査は進められた。
結果・・・・
一ノ瀬宅 <殺された春香、一ノ瀬、別人A>
二階堂宅 <女性2名分、二階堂、そして別人B>
三橋 <殺された女性 三橋、別人C>
四宮 <殺された女性、四宮、別人B>
そして、ここから新たな新事実が判明した!
茶盛「おい!カモ!この調査結果見てみろ!!」
加元「チャモさん、こ、これっていったい・・・・!?」
茶盛「二階堂、四宮宅から見つかった別人Bの髪の毛が三橋のものと一致したそうだ。そして、その三橋宅から見つかった別人Cの髪の毛は一ノ瀬のものと一致した。」
加元「そ、それってどういうこと!?」
茶盛「頭を整理するんだ!!」
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一ノ瀬宅 <殺された春香、一ノ瀬、別人?>
二階堂宅 <女性2名分、二階堂、三橋>
三橋 <殺された女性 三橋、一ノ瀬>
四宮 <殺された女性、四宮、三橋>
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茶盛「まだはっきりとしたことは言えないが、殺意がなかった3つの殺人現場に三橋がいたこと、そしてその三橋宅に一ノ瀬がいたこと、そして、殺意があった私の娘の殺害現場には、三橋ではなく、別の人間がいたとうことだ。」
加元「ほ、他にも犯人がいるってことですか!?」
茶盛「まだ、わからなんが、その可能性も十分考えられる。」
茶盛(俺は、やはり25年前の母親と抱いていた男のを見たが、なぜかその事が頭からはなれない・・・・
一ノ瀬・・・・三橋・・・・奴らに会えばなにかわかるような気がする・・・・)
その時、
与作~は木~を切る~♪ヘイヘイホー♪ヘイヘイホー♪
加元の携帯が鳴った。
茶盛「シブい趣味だなカモは~。」
と、突っ込む茶盛。だがその時、加元の表情は緊張でひきつったものだった。
加元「チャ、チャモさん、ちょっと急用で・・・・すみません、後でまた連絡します。」
そう言い残すと、そそくさとその場を立ち去った。
茶盛「・・・・・・・」
そのころ、捜査本部では・・・・・
本部長「これより、事件に大きくかかわっている三橋、一ノ瀬を徹底的に捜索する!各員所定の位置から直ちに捜索開始!」
<つづく・・・・>