連続小説「コインロッカーベイビーブルース」<きっさん>
豪邸に侵入した5人、、、、、
玄関からそこはヨーロピアンテイストの家具、骨董品が所狭しと飾り建てられ、5人は初めて見る景色に足を止めた、、、。
きっさん「なんじゃ!!!ここ!!!」
ミッチー「ありえへん!!!熊の剥製、初めて見たわ!!!」
おーちゃん「ベックリンの「死の島」やん(絵画)!!日本にあったらアカンやつやん!!複製やったらあるけど、、、」
功「見て見て!!イギリス騎士の鎧、、、」
フッチー「カリオストロ!!まさにカリオストロ!!」
はしゃぐ5人、、、
ミッチー「やっぱお金持ちやな、、、」
きっさん「こんな家に住んでるって事は、、、どんな飯食うてるんやろ??」
おーちゃん「最高級の唐揚げやろ、、、、!!」
きっさん「(笑)最高級??(笑)、、、それはなに、、、鳥がってこと??」
ミッチー「それか、、、チキン、ナントカグラッセっ的な感じ??(笑)」
きっさん「そうそう(笑)ミラノの風、、、的なヤツやろ?(笑)」
功「金持ち、、唐揚げ食うかな~??」
おーちゃん「食うやろ!!(怒)唐揚げ食べへん日本人はおらん!!」
フッチー「やっぱ、、おろしポン酢ちゃう?(笑)」
きっさん、ミッチー「さっぱりしてるもんな~(笑)」
功「(笑)そのくだり、前もやったやん(笑)」
一連の唐揚げ妄想談義に花を咲かせ、いちろ応接間へ、、、
きっさん「じゃあ、、、まずは金目のモノね!!余計なモノには手をふれるな!!指紋が付く!!」
格好つけるようにきっさんは言った、、、、
功「(笑)きっさん、、、それも前のくだりやん(笑)」
きっさん「(笑)やっぱわかった?(笑)言わなくて言いと思ったんやけど、、、、(笑)」
フッチー「おおおお!!!ギルガメまだやってるやん!!!!(驚)」
ミッチー「おーーーい!!!カフェオレないんかい!!!!(怒)」
功「、、、、、、、、きっさん」
きっさん「な、、、功、、、、前のくだりを理解出来る奴らちゃうねん、、、、」
おーちゃん「きっさん、、、、コレ、、、、」
きっさん「いや~~~~~~!!!なに~~~~!!も~~~~!!おーちゃんのそのフレーズこ~わ~い~!!(女子高生風)」
完全に謎が解けるきっかけにトラウマになってるきっさん、、、
おーちゃん「この壁にかかってる写真、、、、」
きっさんと功はおーちゃんの指さす壁を見た、、、、
ミッチー「なになに??」
フッチー「ん?家族写真やな、、、」
きっさん「でも何か、、、おかしくないか??」
功「1、2、3、4、5、6、、、、、人、、、」
フッチー「家族にしては不自然やな、、、、、」
!!!!!!!!!!!!!
きっさん「あれ??」
ミッチー「あれ???」
おーちゃん「あれ????」
功「あれ?????」
フッチー「これ、、、、、!!!施設前やん、、、、、!!!」
驚く5人、、、、
きっさん「しかも!事務所のおばはんも写ってる!なんじゃ!あのピース!!昭和か!!」
ミッチー「まあ、、、ここのジジ、ババはわかるで、、、おばはんもまあ、、、飛び入りやろ、、、でも、、、その横の女の人、、、誰??」
おーちゃん「ってか、、、その女の人が抱いてる子供二人、、、、、誰??」
きっさん「あかん!!、、、、歳かな、、、、小さ過ぎて顔がよく見えん、、、」
その時!!!!!
「誰だ!!!!!」
すごい勢いで誰かが入ってきた!応接間の電気がつき、5人はその明るさに目をやられ、即座にその場にしゃがみこんだ、、、
ミッチー「ヤバイで!!」
きっさん「見つかった!!」
おーちゃん「ってか目が開かない、、、」
功「たすけて~ごめんなさい~」
フッチー「銭形のとっつあ~ん!!」
ようやくうっすら目が開くようになり、薄目で見えたものは、パジャマにガウンを羽織ったここの主人が5人の前に仁王立ちしている、、、、
主人「ふ~~~(ため息)」
ミッチー「(小声)どうする??逃げる??」
きっさん「いやいや、、、無理やろ、、、」
おーちゃん「じじい、、、めっちゃ見てるで、、、」
功「顔バレてもた~~~」
フッチー「あれ?銭形ってあんなんやったっけ??」
きっさん「フッチー、、、あれは銭形ちゃう、、、」
ミッチー「あれはここのじじいや、、、」
主人「ふ~~~~(ため息)、お前ら隣の施設の子供達やな???」
ミッチー「違います!みなしごハッチです!」
とりあえずごまかしてみた、、、、
5人は立ち上がり壁越しに立った、、、、
主人はゆっくりと応接間のソファーに腰を下ろした、、、
主人「やれやれ、、、本当の泥棒かとおもったよ、、、」
ミッチー「泥棒、、、ですけど、、、」
フッチー「ルパンだサー(そうです!泥棒です!)」軽くうなずいたフッチー、、
主人「(笑)いいから、こっちへ来て座りなさい(笑)」
5人は顔を見合わせ、戸惑いながらも、とりあえずソファーに座った、、、、
主人「で、、、なんだ、、、金目のモノが欲しかったのかね???」
きっさん「そうです!」
フッチー「私が変なおじさんです!」
ミッチー「やめろ!フッチー!」
主人は嬉しそうに葉巻に火を点け、軽くふかした、、、、
きっさん「金目のモノを盗んでオカンを探す!!それが俺たちの望みや!!」
ミッチー「でも施設の子ちゃうで!みなしごハッチやで!」
主人は5人の顔を見つめ、何か納得したようにうなずき、語り始めた、、、、
主人「わかった、、、っで君たちは、君たちのお母さんを探してるって言ったね?」
5人「、、、はい」
主人「もしも、隣の施設の子の情報なら教えてあげれるけど、、、聞くかね?(笑)」
5人「え!!、、聞きます!!(驚)施設の子じゃないけど、、、」
主人は微笑んだ、、、
主人「(笑)わかった、、、じゃあ、教えよう、、、」
5人は前のめりに主人の話しを聞き始めた、、、、、
主人「これは私が最後の仕事を担当していた時の話でね、、、いや(笑)、、じつは私はこう見えて昔、、警察官でね(笑)、、、定年間近にある仕事を担当したんだよ、、、そう、、、、、、、、コインロッカーベイビーの救助作業をね、、、」
5人は息をのんだ、、、、
主人「あの時代はおかしな時代でね、、、子供をコインロッカーに捨てる親が後を立たなかったよ、、、なんともおかしな時代だよ、、、、、奇しくも私が担当した救助はひどかった、、、、同じコインロッカーに5人捨てられるといった事件でね、、、、もう世も末だと思ったよ、、、、その日は各救助隊が総動員してコインロッカーに群がり、各ボックスに担当者が決められた、、、、私が担当したのは3番のボックスの救助だった、、、」
ミッチーはびっくりして背筋を伸ばした、、、、
主人「一段と泣き声の大きなボックスでね、、、開けた時はびっくりしたさ、、、、明らかに他のボックスとは訳が違うのだからね、、、、」
ミッチー「え!!まじで!!」
ミッチーの同様が隠せない、、、、
主人「暑いコインロッカー中でひときは元気な赤子でね(笑)、、、弱り果てた赤子が取り出される中、、、ほとんど生まれたてに近い元気な赤ん坊が出てきたんだよ、、、、二人も」
5人「え???」
ミッチー「ふ、、、、た、、、、り????」
主人「そう、、、二人!!」
5人「(驚)えええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」
主人「驚いたのはこっちだよ、、、一つのボックスに二人の赤子、、、そりゃ大きな声になる訳だ、、、泣き声も2倍なんだからね(笑)」
ミッチーの震えが止まらない、、、今にも泣きそうな表情になってる、、、
きっさん「ちょっと、、、待って!って事はミッチーに兄弟がいるって事??」
おーちゃん「ミッチー!!思い出せ!!何か記憶あるやろ??」
ミッチー「、、、、あかん!!何も覚えてへん、、、」
功「考えてごらんよ、、、おーちゃんだって唐揚げの味覚えてたんやから!!」
おーちゃん「そうや!!なんかあるって!!」
きっさん「なんや?ミッチーの好きなんなんや?好きな食べもんなんや?」
フッチー「食べもんかどうか微妙ちゃう??」
きっさん「あ~も~食べもんじゃなくてもいい!!好きなんなんや??」
黙り込むミッチー、、、、
主人「そうそう、、、、二人の赤子と同時に入っていたモノがあったな~、、、」
フッチー「はよ!言え!じじい!!(怒)」
きっさん「フッチー、、、テンション上がり過ぎて口悪なってる!」
主人「二人の赤ん坊と、、、、ボール、、、」
功「ボール??」
主人「そう、、、、何の意味かはわからんが、、、バレーボール、、、が入ってたんだよ」
急に5人は顔を合わした、、、、
急にきっさんの顔色も変わった、、、、
主人「その施設の子供達には名前にボックス番号が入っているんだよ、、、私にはどんな名前かはわからんがな、、、何かヒントになればよいが、、、、」
5人はそれぞれに目をそらし、考えた、、、、
おーちゃん「きっ、、、、、さん?」
功「きっ、、、、、さん?」
フッチー「さん、、、、???、、、、3???、、、、3!!!!」
ミッチー「!!!マジで!!!!!!!!!!!」
きっさんとミッチーは顔を合わせた、、、、、
そんな二人を見つめる3人、、、、
また一つ謎の扉を開けてしまった5人、、、
開けてはいけない扉だとはまだこの時の5人には、、、
知る由もなかった、、、、
つづく
ミッチー「そこには、、、なんと、、、??」