メンズ小説「Green sword ~子孫繁栄伝説~」第4話<唐>
サチ「ワープ成功しました」
フチ「えっ?」
ホワイトブースの周りはワープ前と変わらず、ただただ何もない空間がひろがっているだけだった。
オーチャ「ワープ成功って・・・何もないやん。星は?」
キサ「サチ、確認だ」
サチ「はい。・・・・艦長、確認できました。間違いなくここが惑星マンピースのある地点です。」
ユキ「何もないやん」
リミ「どういうこと?リミわからへ~ん」
トン「マンピースどこ?」
イサオ「俺のokusurin草・・・」
カメ「あんた元々顔黒いんやからもうええやん」
オーチャ「俺の唐揚げ・・・」
メグ「唐揚げはいいの!!」
その時。またもや爆発音が艦内に響き渡る。
<ドカーン!!!>
フチ「今度は何だよ!!」
キサ「サチ!!」
サチ「艦長!左前方に巨大な宇宙船らしき物体を確認!!砲撃された模様です!!」
フチ「え!?お、おい、何だよ!?俺たちのほかに誰が・・・う、う、宇宙人!?」
リミ「リミこわ~い!!」
キサ「サチ!メインモニターに切り替えろ!」
サチ「了解!メインモニターに映像と音声を切り替えます!」
艦内正面、メインモニターに映し出された物体は一つの惑星と見紛うほどにあまりにも巨大だった。
メグ「なんか船体に書いてあるわね。えっと・・・『シーロキア』?」
ミッチー「!!」
イサオ「えっ!?」
そしてスピーカーから陽気な歌声がきこえてきた。
イーマイ「イーマイベイベー♪イーマイベイベー♪ギャハハハハ!!やっぱイーマイベイベーは最高にアゲアゲだぜ!!」
ミッチー「まさか・・・」
イサオ「この声は・・・」
イーマイ「ハァ~イ、ミッチーちゃん。お元気~?オレだよ~。シーロキアの英雄イーマイさまだよ~。まさかこんな所で会えるなんて。オレってラッキーボーイ♪」
ミッチー「・・・イーマイか」
メインモニターは人類にも似たドレッドヘアーの生命体を映し出した。
イーマイ「なんだよなんだよ元気ねえなミッチーちゃん。久しぶりの再会だってのに。お家に帰りたくなったか?ギャハハハハ!!」
ミッチー「・・・相変わらずおしゃべりな奴だ」
イーマイ「ギャハハハハ!!ミッチーちゃんは相変わらずクールだね~。そういうところが嫌いなんだよ!!ま、でもお前がオレたちを裏切って出て行ってくれたおかげでオレさまはシーロキアのエースパイロットになることができたんだがな!!」
ミッチー「・・・」
オーチャ「な、な、なんやねんこいつ!お、おい、ミッチー、説明しろ!!」
イサオ「・・・イーマイ」
イーマイ「おっ、これはこれは誰かと思ったらバカで弱虫のイサオじゃねえかよ。てっきりもう死んだかと思ってたよ。イサーオ?イサーオ?ってな!ギャハハハハ!!」
リョター「もうそれぐらいにしておけイーマイ」
イーマイ「そ、そ、総帥!!し、失礼しました!!」
メインモニターにもう一体の生命体が現れた。
リョター「地球の諸君、お初にお目にかかる。私は惑星モンテローザのシーロキア公国総帥、リョターと申す者。以後お見知りおきを」
ミッチー「リ、リョター総帥・・・」
オーチャ「な、な、なんやねん!!ま、また変なん出てきよった!!」
カメ「でもなんかイケメンやな」
ユキ「・・・」
トン「緊張感なしやな」
リョター「先ほどの砲撃はほんのあいさつがわりだ」
フチ「やっぱりこいつらが・・・」
リミ「ヒック、あたしたちどうなるんよ~」
リョター「ミッチー、イサオ。久しぶりだな。お前たちが我がシーロキア公国を出て行ってもう何年になるのか・・・。月日というのは早いものだな。」
ミッチー「・・・リョター総帥。私たちは自分の信念に基づいて行動をとったつもりです。あなたは間違っています。」
イーマイ「なんだと!!ミッチーてめえ!!」
リョター「やめろイーマイ。ミッチーとイサオは自分の信念に従って行動した。それでいいではないか。我々は我々で信念を通すまでだ。」
イサオ「・・・」
キサ「話の途中で悪いが、私はこの船の艦長をやっているキサという者だ。うちのパイロットとあなた方がどういう関係かは知らないが、一つだけ教えてくれないか。我々はある地点からワープしてここまで来た。そしてこの地点にはマンピースという惑星があるはずなんだ。」
イーマイ「マンピース!?ギャハハハハ!!くだらねえ!!しょぼい星だったぜ!!」
リョター「おおかた“kozukurin”の情報でも探しに来たんだろうが、残念だったな。惑星マンピースはたった今我々が破壊した」
キサ「!!」