連続小説「大阪純情朝焼け物語」<きっさん>
6月初旬、、、
今日はデート日、、、
天候は最高の行楽日和、、、。
給料日も終え、とりあえずはフトコロもあたたかい。
ただ、、、
やはりというか、、、
当たり前というか、、、
寝れなかった、、、。
待ち合わせの三時間前に準備は万端!
デートコースも昨日確認済み!
あとは出発時間を待つのみ、、、、。
僕はデスクの椅子に座り、暖かな陽射しと、暖かな風の匂いの中、僕はそっと目を閉じた、、、、。
、、、、、、、、、、、、
遠くでかすかな音が聞こえる、、、、。
それはまるで子守唄のような、、母の声にも聞こえた、、、。
、、、そして、、、ふと、、、異変に気づく、、、、。
???携帯音???
!!!しまった!!!
!!寝てもた!!!!
あわてて携帯をとる。
「ボッキン??今どこ???」
すぐさま部屋の掛け時計を確認、、、。待ち合わせ時間5分前、、、!!!!
「あ、、、い、、、あ、、、今、、、、寝屋川市駅、、、、」とっさに最寄駅の嘘が出た。マズイ。
「そっか、、あたしも少し遅れちゃって、、、なかなか洋服きまらないんだもん!(笑)」
「うん、、ぜんぜんいいよ、、、待ってる。」
僕は「僕はおくれてないよ、、もう待ち合わせ場所にいるから、待ってるね」的な雰囲気を装い、慌てて家を飛び出した。
その時の自転車のスピードがどれくらい出てたのかなんて覚えていない。ただ周りの風景が列車と同じくらいのペースで過ぎていったのは覚えてる。
とりあえずは待ち合わせ場所に到着、、、。
尋常じゃない汗をふき、息を整える、、、。
待ち合わせの京橋は平日にも関わらず人ごみでごった返し、老若男女、入り乱れての駅前とかしている。
遠くの方から一人の少女がかけてくる。
それはまるで天使のような姿で、、、、。
僕の目の前で止まり、「ごめんね。遅れちゃった、、。」と笑顔を見せた。
僕は息を飲んだ、、、。
10年前と何も変わらないクリちゃんがそこにいる。
そして、、、、
「何かの物語が始まった」、、、、、気がした。
つづく