連続小説「大阪純情朝焼け物語」<きっさん> | mony rainbow blog

連続小説「大阪純情朝焼け物語」<きっさん>

たくさんの荷物を抱え、笑顔で会いに来たイクコ、 「ちょっち、 迷った(笑)」 とまるで会いたかったアピールとすら取れる発言も飛び出す。 「ボッキン(笑)、 お腹はどう?」   やっぱりか、、、う○こ漏らした僕をせせら笑いに来たんだ。



    

っとその前に、、、物語を進める前に少し話しておかなければいけない事がある。  この「ボッキン」というアダ名の事だ。 なぜこんなアダ名になったのか、、、  これは言うも恥ずかしい、聞くも恥ずかしい話となる。 大学の頃の話だ。  僕は大学の1回生の頃 辛かった受験にやっと開放され、「よし!友達を沢山作ってエンジョイするぞ!」と意気込み、大学の学科別のホームルームで自己紹介をすることになり、もともとあがり症で口下手な僕は、あまりの緊張で自分の名前をかんでしまい、「簿木」を「ぼ、ぼ、ぼ、ぼ、簿ッ木です」と言ってしまい、当時の教授、大槻教授が「ボッキか、、、朝から大変だな~(笑)」と冗談めかしにつぶやくもんだから、そりゃ~も~学生一同が大爆笑してしまったことが始まりとなる、 それからのアダ名が「簿ッ木」になった。 ここまではまだいい。 このアダ名は嫌いじゃないし、「ボギー」のように聞こえるし、アダ名としては許せるアダ名だ。

そう、ここからが始まりである。交流会も兼ねての学科別夏合宿の時、うちの学科は沖縄だったのだが、交通手段のバスにスッカリ酔ってしまい、みんなが浜辺でテントを立てている時に「寝てていいよ」という優しさに甘え海パンで横になっていたら、疲れのせいか本気で寝てしまい、普段見たくても見れないエッチな夢をバカほど見てしまい、案の定、僕の巨神兵が巨神兵になってしまった。  

「!!ど!どうした?化け物!それでも世界でもっとも邪悪な一族のまつえか!!!」と思った瞬間 またもや大槻教授が「おいおい、お前のテントはいいからみんなのテント立てろ ボッキンくん」 と大声でいうもんだからまたもや学生一同大爆笑! 簿ッ木は「ボギー」ではなく、いとも簡単に勃起と近づけた出来事と、もはや勃起としかとれない真実を学生一同にうえつけてしまった。  最悪の合宿も終わり帰ってきて思う事、、、それは、、噂と言うモノはいとも簡単に広がるのもだということ。 翌日、喋った事もない学生からも「ボッキン」と呼ばれ、挙句の果てには別学科だったイクコの友達まで広がり、イクコまでが「ボッキンさん」と呼ぶようになった。 せめてもの救いがイクコが「ボッキン」の意味を知らない事だった。

それから10年もたち、勃起の記憶も薄れ、俺を「ボッキン」と呼ぶ仲間も少なくなった。 ただ目の前に10年の時を超え、「ボッキン」と呼ぶ人がいる。、、あの頃と違う事は、今、こうして、「ボッキン」と呼ばれる事が、、、そう嫌じゃない、っという事。懐かしくもあり、愛おしいくもある、このフレーズが今じゃ安らぎに変わろうとしている。




「あ、、上がって、、」 僕は思い出したようにイクコを部屋に上げた。

「うん(笑)、、お邪魔するね  ボッキン(笑)」 イクコもなんの抵抗もなく部屋に入る。


「あ、、そうだ!」イクコがおもむろに語り始める。


「え、、何?」


「ボッキンってさ、、、   勃起したからボッキンなの?」




「。。。。。。。。。。。。。。。。。」




バレてる




ってか大槻殺す!!!!




つづく