連続小説「大阪純情朝焼け物語」<きっさん>
小鳥のさえずりと窓からもれる朝日に起こされた僕、今日は仕事を休んでる。 昨夜の悪夢のような出来事のショックとありえないほどの二日酔いに全く動けずにいるからだ。 昨夜の出来事で覚えている事、それは腹を抱え泣きながら笑っているイクコと鬼のような顔の美津子ママ 買い物から帰ってきたらしい。 そして今、美津子ママのスエットを履いてるという事は 間違いなく 漏らしたのだろう。 その後の事は覚えてない。あえて言うなら美津子ママと無音の一礼をしている デュエットしたにだろう。 とにかく最悪の記憶しかない。 30も超えておもらしはない。あってはいけない、忘れたくても 忘れるにはあまりに深いキズになった。 また当分スナックドリームには行けなくなった。
春のこぼれびの下 公園で無邪気に遊ぶ子供たちの声が聞こえる。 鳴り止まない頭痛の鐘とともにようやく僕の携帯が鳴ってる事に気づく。
「会社か。。。」おもむろに携帯を見ると知らない番号 「誰だろ?」
僕は半分めんどくさい気分で受話器を上げた。
「もしもし」
「もしもし ボッキン??笑」
!!!!イクコだ!!!!
まずい!!かなりまずい!!まずいと言うか気まずい!!!何を話せばいい!!「いい小春びよりだね」 なんてバカな事言ってる場合じゃない!!何かいえ!何かいえ!
「体調はどう?大丈夫?」 思いがけないイクコの言葉に言いかけた言葉を忘れた。
「昨日は飲みすぎたね 大丈夫? 頭痛くない?」
「う うん、 なんとか」 やっと出た言葉が「なんとか」 この言葉が出るまでかなり時が止まったように思えた。
「そっかあ よかった よかった」
なにげないイクコの優しさがやたらと心に痛い
「あの~」
「何?」
僕は昨夜の出来事をとりあえず誤ろうと切り出した。
「昨日はごめん よく覚えてないんだ」 まずは自分の失態がう○こだけなのかのさぐりを入れてみた。
「え! 覚えてないの! 私とのキスも?」
!!!!!き!!!キス!?!?!?!?
魚かな? なんて言ってる場合じゃない!!!!
「え!!!」僕は言葉を飲んだ。
「笑 うそ(笑)冗談だよ(笑)な~にもしてないよ(笑)」
かなり過激なウソだな、、、ウソじゃなければよかったのに っと少しショック。
「でもね、、、」
「でも?」
「これはほんと」
「え??」
「そっち行っていい??」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
、、、男なら わかる よね?? この時にすべての不幸も悲しみも全部が全部 消えて無くなる感覚を
、、、、
つづく