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風呂敷のある暮らし

包んで、結んでみませんか。
一枚の風呂敷から、あなたの世界が広がります。





世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし
在原業平


                      
昔から、日本人は桜の時期に落ち着かない・・・
いつ咲くか、いつ散るか、ソワソワしてしまいますね。


先日立ち寄ったMidtown Blossomは、夕刻からライトアップされる桜並木を眺めながら、桜色のスパークリングワイン・マティーニを頂けます。都会的な花見会場ですが、興味をそそられるのが、この土地ならではのストーリーなんです。。。






東京ミッドタウンは、元々、萩藩主毛利家のお屋敷があった場所。その広大な土地は、10ヘクタールにも及び、明治時代には陸軍の駐屯地として使用されます。終戦後はGHQの宿舎、そして返還後は防衛庁舎と変遷をたどり、2000年に防衛庁の市ケ谷移転により、民間による再開発がスタートします。400年もの間、ある意味閉ざされた空間であった場所が、一般に公開され、新しい都市空間としてオープンしたのが2007年。



今日の桜並木は、敷地内にあった100本以上の樹木を再育成した上で植樹したものだそうで、背景を知ると感慨深い・・・こんなことくらい知ってるよ~って?九州育ちのワタシは、お江戸の何もかもが珍しくって、楽しい。





ところで、六本木に来た本当の目的は、単位展を見るためなのです。。。ついつい、花見に興じてしまい、気が付けば夕刻に。夜の美術鑑賞となりました。


美術展というよりは、資材の見本市のような展覧会です。材料好きの私にとってはワクワク・・・子供の頃には、大工や左官屋が身近にいたせいか、モノを作る工程を観察するのが好き。会場には、曲尺(かねじゃく)の機能を解説したコーナーもあり、懐かしい思いに駆られます。指一本でアタリをつけて、建材に真っ直ぐ線を引く大工さんの姿が今も目に焼き付いていますもの。。






ところで夜のミッドタウンは、当然ながら恋人同士の憩いの場。ただし段差のある屋外ラウンジでは、ハイヒールは危ないかも。踏み外したり、捻ったりして、ワイングラスをひっくり返している女性もあり。お気をつけてくださいまし(゚д゚lll)


さまざまのこと思ひ出す桜かな
芭蕉



そう、私もヒールの高~い靴を履いて飛び回っていた頃もあった~~~