本を読みました。

 

 

ビッグ・ファーマ

製薬会社の真実 (2005)

 

マーシャ・エンジェル 著

 

前から読みたかったんですよね、

かれこれ20年前の本ですが、

価格が高騰していて中々手が

出ませんでした。

 

しかしコロナパンデミックまで

やらかした彼らの構造を知らないと

考察は進んでいかないと、思い切って

手に取りました。

 

いや~、余りの汚さとエグさに

気分が悪くなりました。

 

製薬会社はボランティアではないので

利潤の追求はしていいんですが、

規制緩和するとここまで行ってしまうんですね。

 

大体、医療と資本主義と我々の幸福(健康)は

相反するものですから、彼らが巨大化すると

いうのは、私たちに牙を剥くということ

なんですよ。

 

今回のパンデミックの伏線のような内容です。

 

著者も最後に警告を出しています。

 

それが今回、見事当たってしまいました。

 

軌道修正のチャンスを逃し、違う方向に

進むところまで進んでしまった感じです。

 

製薬会社は、我々の健康に寄与する使命感は

なく、利益を上げることのみにまい進する

組織です。

 

そのためなら手段は選びません。

 

敢えて病気を作り出す

特許法を悪用する

マーケティングが主軸

大学・ベンチャーに研究させる

(資金提供と特許料で癒着)

FDAと癒着

政府・官僚と癒着

最高額のロビイング活動

ゾロ新薬の繰り返し

秘密主義と情報隠蔽

治験結果を有利に誘導する

医学界をカネで抱き込む

 

等々、その悪行はマフィアそのもの。

 

ビッグ・ファーマ=アヘンでボロ儲けした

東インド会社だと認識するべきでしょう。

 

実際その末裔達(アシュケナージ・ユダヤ)

ですからね。

 

本は米国の話になりますが、

このビジネスモデルは日本に

コピーされています。

 

ですからこの本から今日の日本の医療の

腐敗と問題点が考察出来ます。

 

米国も日本も、医産複合体は

軍産複合体を抜いて圧倒的一位の

産業です。

 

穀潰しなんです。

 

特に気になった点を、今後幾つか

ピックアップしてみたいと思います。

 

①レーガン政権から始まった新自由主義

②講師料とコンサルティング料

③製薬会社は研究開発していない

④特許期間(独占権)を引き延ばすための

適用拡大戦略

 

コロナワクチン問題に取り組まれている

福島先生が、この本に推薦状を書かれて

おられました。

 

一流の人は、カネに巻かれずその道を

貫かれるものだと改めて感銘を覚えました。

 

(次回に続く)