お恥ずかしながら、

「マッチポンプ」という言葉の意味を

知ったのは最近である。

 

ネットでよく目にしていたのだが、

調べることはなかった。

 

しかし精神医療とマッチポンプが

よくよく合わせ使いされているので、

気になって調べてみたら・・・。

 

自らマッチで火をつけておいて、

それを自らポンプで水を掛けて消すと言う意味

であり、

 

(自分で問題やもめごとを起こしておいてから

収拾を持ちかけ、何らかの報酬を受け取ろうと

すること。

マッチで火を付けてポンプで消火するという

二役を一人でこなす意で、一般的には悪い意味で

使われることが多い)

 

意外と古くから使用されていたようだ。

 

「マッチポンプ商法」など、悪い意味で

使われる。(和製外来語)

 

なるほど・・・

 

精神医療、製薬会社にこれほど「似合う」

言葉もない。

 

アメリカで大問題となったオピオイド事件。

 

製薬会社パーデュー社は、

オピオイド(オキシコンチン)中毒の

薬まで更に開発して販売しようとしていた。

 

自らマッチで火をつけて、

今度はそのポンプでカネ儲けしようとした。

 

製薬会社の頭の構造を垣間見るような話である。

 

製薬会社と医師の「共同ビジネス」(共犯)

である精神医療。

 

やっていることは同じことだ。

 

例えば、

DSM委員達は製薬会社からカネで買収

されているとはよく聞く話である。

 

彼らは新薬に合わせタイムリーに

「病気」を作り出す。

 

非定型抗精神病薬発売に合わせた

「双極性障害Ⅱ型」は特に有名だ。

 

私の歴史を振り返ると、

正常(悩める健康人)だったのに

ベンゾ(抗不安薬)で重篤な病気にさせられ、

睡眠薬から抗うつ薬から抗精神病薬、

気分安定薬まで飲まされるに至った。

 

「うつは心の風邪」キャンペーンで

焚き付けられ、ベンゾで点火され、

マッチポンプ商法の餌食となった。

 

製薬会社が自らの資金力で焚き付け、

ビジネスパートナーである医師が

「白衣」という偽善の仮面を被り

一発目のマッチで点火する。

 

火だるまになったその人は、

ポンプに頼らざるを得ない。

 

マッチポンプとは、アップダウン。

 

抗うつ薬系やベンゾ離脱症状がマッチで

次に続くものがポンプとも言える。

 

精神の機能とは、アップとダウンの仕組み。

 

精神医療が常に足し算ばかりをするのも、

マッチポンプ商法。

 

マッチの次はポンプという足し算を

繰り返す。

 

「マッチで火を付けてポンプで消火するという

二役を一人でこなす」

 

日本の精神医療の多剤大量処方は、

マッチポンプ商法の結果である。

 

ベンゾ規制が始まって(正確には点数減算)、

マッチポンプ商法をやっていた

精神科医達は苦労しているそうだ。

(困難感を示しているらしい)

 

「引き算」がお出来にならない。

 

自分達の足し算体質は、

そうそう変えられるものではない。

 

マッチポンプ悪徳商法。

 

目に余る日本のマッチポンプ(多剤大量処方)の

悪徳商法。

 

世界からも(麻薬取引委員会)クレームを

付けられ、遅きに失するが漸く緩揺規制が始まった。

 

そこで暗躍して来たのが、

「減断薬」ビジネス。

 

これもマッチポンプ悪徳商法の一つである。

 

マッチで火を付けポンプで火消し、

その内頭打ちとなり、それに

目を付けた一部の医師達が

これまたビジネスチャンスと察し

一儲け二儲けを企んだ。

 

精神医療業界全体としてみれば、

「分業」「棲み分け」が行われている。

 

(お互いにお互いのビジネスを

邪魔しない)

 

それが減断薬ビジネスの正体である。

 

どこまで行っても

マッチポンプ悪徳商法。

 

根本を変える、構造的な問題に

誰も言及することはない。

 

「マッチポンプ」という言葉は、

もはや精神医療業界を揶揄するために

生まれて来た言葉となってしまった。

 

「ベンゾは薬価も安い、

そんなに儲からない」

 

とよく医療関係者は言い訳するが

とんでもない。

 

やっす~いマッチ1本が火事の元。

 

ベンゾがどれだけ業界市場に

「貢献」して来たことか・・・。

 

安いベンゾの後ろには、

高額のポンプが用意されている。

 

「取り敢えずベンゾ!

悩みにはベンゾ!」