(性虐待でトラウマを抱えている人は

閲覧注意です)

 

netflixで犯罪ドキュメンタリーを

観ている。

 

理由は、ベンゾ薬害で私自身が脳傷害、

犯罪者予備軍のようになってしまったので、

犯罪者達の心のメカニズムや発症原因に

興味関心があり、とことん向き合いたいと

思ったからだ。

 

犯罪を犯す人は、ある日突然

犯罪者(特にシリアルキラー)に

なる訳ではない。

 

そこには必ず原因がある。

 

その殆どが、生育過程において

過酷な虐待、逆境的体験、環境から

人格形成に失敗しているパターンである。

 

いつもは加害者に同情的な私であるが、

(心のメカニズムが分かるだけに、

被害者的な側面がどうしても見えてしまう)

昨日観たドキュメンタリー番組には

正直打ちのめされてしまった。

 

ガール・イン・ザ・ピクチャー

(写真の中の少女)

 

 

時には親子、時には夫婦、

一体この女性(故人)は誰なのか・・・

 

の展開。

 

最後はショッキングな真実に到達する。

 

内容は割愛するが、どんなに過酷な

幼少期があろうとも、私はこの犯人に

同情する気には一切なれなかった。

 

誘拐され支配下に置かれ

過酷な人生を歩まされ

殺されてしまった子供達を思えば、

また犯人のふてぶてしい態度

(自己愛と反社のパーソナリティを

併せ持つ)を見れば、腹が立って

仕方がなかった。

 

百歩譲って相手が大人ならまだ

私は同情の余地を持っている。

(しかしやってはならないこと)

 

強い相手に向かって行くのなら

見上げたものだ。

 

しかし子供は絶対に絶対にアウト!

 

犯人は幼少期に性的虐待に遭っていた。

 

それも一つの原因だったろう。

 

性犯罪の心のメカニズムは、

自分の心の問題を相手に「投影(同一視)」

させて起こしてしまうと私は

考えている。

 

とりわけ両親との関係性は

極めて重要だ。

 

(女性を襲う男性なら、

母親との関係性)

 

ジャニーズ事務所問題が

絶賛炎上中であるが、

私はこちらも腹が立って仕方がない。

 

それはジャニー喜多川本人にではなく、

隠蔽に加担した連中だ。

 

大手メディア、そして動かなかった

警察、更には放置した政治の責任は

極めて重い。

 

ジャニー喜多川本人を「生け捕り」にし、

彼の生育期に一体何があったのか、

性的嗜好の原因はどこにあったのか、

これらを精査研究する機会を逃してしまった。

 

(それが本当の再発防止であり、

社会が考えるきっかけになった)

 

また未解明のままこうやって未来永劫

叩かれ続けるよりは、

原因や背景が分かり、ある程度同情や

理解も集まっただろうから、

それは本人の為でもあったに違いない。

 

ジャニーズ事務所に関わった元少年達が、

結婚している人が少なかったり、

違法薬物に走る人達が見受けられるのも

気になるところだ。

 

心の問題を抱えているのではないだろうか。

 

国は少子化対策を声高に叫んでいるが

(産めよ増やせよ)、

産むことが大事なのではなく、

どう育てるか=子供達に

どう安全安心な環境を親が提供出来るか

が最も重要だ。

 

産みっぱなしでは困るし、

子供が犯罪者になってしまう恐れがある。

 

自信がない人、虐待する恐れのある人、

精神不安定な人は

子供を産まない方がいい。

(子供が可哀想)

 

虐待連鎖の問題は、根が深い。

 

犯罪ドキュメンタリーで

考えさせられることは山ほどある。

 

過酷な環境で精一杯生きた

マイケル、そしてスザンヌ・セヴァキス

(犯人に誘拐されて殺された子供達)に

祈りを込めて。