amazon  videoで配信している

「メディケイティングノーマル」。

 

 

前回netflixの作品を紹介したが、

こちらは被害者4人を取材した

向精神薬(ベンゾ3人、抗うつ薬1人)

被害者達のドキュメンタリー映画。

 

中立を意識しすぎて忖度感のある

netflixに対し、生々しい被害者達の

声がこちらにはある。

 

優越な作品だ。

 

メディケイティングノーマルの

意味は、「薬害なき処方を」と

いうことらしい。

 

つまり現精神薬物療法は

アブノーマルで異常。

 

ノーマルとは、

それに対する言葉である。

 

私が深く同意するのは、

「薬が必要な人もいるだろうから

全否定はしない、インフォームド

コンセントがなかったことが問題

という点だ。

 

「説明があれば最初から飲んでいない」

との点は、私も一貫して変わっていない

気持ちである。

 

1970年代から固定化されてしまった

薬物療法。

 

その問題点や、腐敗した業界のからくりにも

触れている。

 

実は本人の中に答えがあるのに、

その答えを引き出すことはせず

「お薬出しときましょう」で

薬漬けにしてしまう薬物療法は

医療とは呼べないのでは?

 

高学歴の青年が味わった苦悩、

戦場で友を無くした女性兵士、

摂食に問題があった若い女性、

深夜勤務のウェイトレス、

 

それぞれが薬害(離脱症状)に苦しみ

今に至る過程と気持を吐露する。

 

登場する人達は、元々が真面目で責任感が強く

しっかりした普通の人達(ノーマル)。

 

一方医療業界(製薬会社、手先の

大学病院、学者、医師達)の方が

余程アブノーマルだ。

 

薬害被害者は皆さん全員に共感するだろう。

 

答えは薬にではなく、その人の中に

元々あったのだ。

 

人生の問題に「病名」を付けて、

安易に長期的に危険な薬をばら撒き

更に状況を悪化させる精神薬物療法。

 

特に印象深かったのが、

「問題は私じゃない!

クソ処方薬のせい」

 

「病名が何のためになる?

誰も薬が原因だとは言わない」

 

「自分のキャリアに誇りを持っていたのに」

 

私と共通するセネストパチー(体感幻覚)、

感情障害、加害恐怖の症状も訴えがある。

 

処方した医師に、録画装置を隠し

取材した場面は圧巻だった。

 

(オピオイド薬害と同じ言い訳をしている。

医療界には世界共通の「言い逃れQ&Aマニュアル」

でも配布されているのだろうか?)

 

訴訟を起こそうと弁護士に相談したが、

ジェネリックだったので無理だと

言われたことも興味深かった。

 

「医師は、余りにも処方の歴史が長い

薬に麻痺している」とある専門家は

語っていた。

 

登場する被害者4人は、離脱症状を

抱えながらも何とか人生のやり直しを

するところまでいく形で終わっているが、

現実はそんな甘いものではない。

 

今でも世界中で特にベンゾ薬害に苦しむ

人達が溢れている。

 

作品の中でも、ベンゾコミュニティで

次々に自殺する仲間のことが紹介されていた。

 

レンタルで400円台、

購入でも500円台しかしない。

 

まだご覧になっていない方は、是非

チェックしてみて下さい。

 

私はこちらの作品を関係者と共有し、

議論を深めたいと思っている。