8月は私にとって特別な月である。

 

誕生月、そしてベンゾを初めて

盛られた因縁の月。

 

ベンゾショックはトラウマになり、

今でも脳裏から離れない。

 

22年前、2001年の8月のカレンダー。

 

 

8/21日に初めて恐る恐る行き、

シレッと出されたベンゾを飲んでしまう。

 

今日が27日、もう耐性も付き、

一気断薬は無理になっているだろう。

 

そんなこともつゆ知らず、私は

義理堅く飲んでいたのだ。

 

私にベンゾ(ソラナックス)を

いきなり1日3錠盛ったのは、

東京都23区内の駅前~クリニック。

 

トラウマになっているので

サイトは見たくないのだが、

これまた恐る恐る覗いてみた。

 

あの時代を彷彿とさせる説明が、

この時代にもなされていることに

驚愕したと同時に、何てところに

行ってしまったんだろう・・・

これならいきなりソラナックスを

盛るだろう・・・と再認識するのである。

 

クリニックのリンクは出来ないので、

スクショを。

 

ベンゾについての説明。

 

 

精神安定剤

 

日本人にはおなじみの薬です。

世界中で飲まれていますし

副作用もほとんどありません。

不眠症にも使えますし、

今までの睡眠薬のほとんどは

このベンゾ系からつくられています。

心身症などにも使えますし、

軽い抗うつ作用もあります。

他の科でもけっこう使われているでしょう。

 

<クリニックの薬の説明文章をそのまま表記>

 

繰り返すが、これは現在の表記である。

 

2001年当時のものではない。

 

今でこれなのだから、その当時は

医療界全体がベンゾをどう説明・表現して

いたのかが容易に想像出来るだろう。

 

おなじみの薬?

 

世界中で飲まれている?

 

副作用もほどんどない?

 

心身症などにも使える?

 

軽い抗うつ作用もある?

 

他の科でもけっこう使われている

でしょう?

 

と、ツッコミどころ満載・・・。

 

まぁ、何とライトでラムネなご説明

だことか・・・。

 

こちらはこれで脳と人生が破壊されたと

いうのに・・・。

 

警戒心を持たせず安心して飲ませようと

しているのが透けてみえる説明文章。

 

数日飲んでさえくれれば後はこっちのもの、

クリニックの固定資産化に成功する。

 

洗練され熟れた製薬会社のマーケティング、

(しかし日本人には初めてのことだった)

駅前~の開業ラッシュ、

心の隙間につけ込み、警戒心を解く営業トーク・・・

 

処方した医師は、地味にメディアにも

出ているそうで、内閣府の仕事も

やっているようだ。

 

医師のご紹介欄にまたこうあった。

(こちらもスクショ)

 

 

「コロナも5類へ変更になり、日常の生活に戻り、

大きく環境の変化で心身共に疲労がでる頃だと

思います。

少しでも、いつもと心の変化を感じたら、

早期治療をお薦め致します。」

 

今時早期治療を勧めるとは・・・。

 

私がやられた時代、空気感そのまま。

 

常に時代を読み、巧みに呼び込む

やり方は、あの頃も今も変わっていない。

 

この人は、ベンゾが大好きらしい。

 

以前も「なぜベンゾが叩かれるのか

分からない、いい薬なのに。」

と書いていた。

 

このような意識の人達が権力側にいるのだ。

 

ベンゾについて何も分かっていない。

 

こんな人達がベンゾの処方権を持つとは

怖ろし過ぎる。

 

西成のヤクの売人とどこが違うのだろうか?

 

これではベンゾ規制が進むわけがない。

 

前回のブログで、闇マーケットを

取り扱った。

 

そこで医師達がカネ儲けのために、

ベンゾをジャブジャブ生活保護者に

分かっていて処方している実態を書いた。

 

そしてそれらが横流しされ、

闇マーケットで売買されている。

 

この人のところにも行ったら、

まず出すだろう。

 

「ダメ。ゼッタイ。」の諸悪の根源を

作っているのは、外でもない医師達だ。

 

ロケーションのいい所に

数件もクリニックを所有し、

さぞかしいい暮らしをなさっているだろう。

 

周りからは「先生、先生」と持ち上げられ、

ステータスに包まれたまま人生を全うするだろう。

 

一方この医師のせいで、一体どれだけの

人達の人生が潰されてしまったのだろうか・・・。

 

少なくとも私と母の人生はこの人から

完全に潰されてしまった。

 

たった3分でも私は顔をよく覚えている。

 

しかし母は会ったこともない。

 

その会ったこともない人から

間接的に人生をぶっ壊されたことになる。

 

まさか自分も母も、こんな人に

やられてしまうとは想像すら出来なかった。

 

人生たった3分の接点、そしてこの破壊力。

 

ベンゾや向精神薬の説明の規制も

無法地帯。

 

まるでサプリメントの説明で

あるかのようだが、

このまま一個人の医師任せでいいのだろうか?

 

我々ベンゾ薬害被害者からすると、

怖ろしい世界が未だ存在し続ける社会。

 

来月は、いよいよ脳内爆発した9/7を迎える。

 

クリニックの説明にあるように

副作用が殆どないのなら、

その日を迎えることはないはずだが・・・。

 

副作用が殆どない(安全)、

いや、「ダメ。ゼッタイ。」の規制薬物、

ダブスタ(ダブルスタンダード)が

今でもこうやって続いている。

 

その情報のギャップも余りにも酷過ぎる。