(気分転換に映画ブログです)

 

映画クロスロード(1986年、アメリカ)

を観ました。

 

と言っても「久しぶりにまた

観ました」が正しい表現です。

 

途中から「あれっ? これ観たこと

あるわ」って気づきました(笑)

 

これはロバート・ジョンソンの

「クロスロード伝説」を元に

したブルースのロードムービーです。

 

伝説のブルースマン。

(1911-1938)

 

ブルースの極意を得る代わりに、

魂を売り渡す契約をある十字路で

悪魔と交わした、そしてその通り

ギターが上手くなるのだが、契約通り

27歳という若さで殺された…

 

という伝説があります。

 

 

その十字路は今や聖地となり、

観光名所となっています。

 

ロバート・ジョンソンは

とてもモテたそうです。

(そりゃね、ミュージシャンは

モテますよ)

 

そして三角関係のもつれ

から、関係のあった人妻の

亭主に毒を盛られ?て

殺されたと言われてますが、

確定ではないそうで、

キチンと捜査されたのかな、

人種差別があっていい加減に

処理されてしまったのだろうかとも

個人的には勘繰ってしまうところです。

 

死に方もブルースしてます。

 

ところでブルースから

ジャズやロックが生まれたと

言われています。

 

ロバート・ジョンソンに

影響を受けたミュージシャンは

多く、エリック・クラプトン、

ローリングストーンズなどが

有名です。

(他にも多数)

 

映画ではブルースが始終流れて、

ストーリーは可愛らしい

青春映画仕立てになっています。

 

ギターが好きな人だけでなく、

アメリカ南部のレトロチックな

風情も味わえるので、

誰でも楽しめる映画です。

 

こういうロードムービーや

音楽映画はとっても好きですね。

 

繰り返し何度でも観たくなります。

 

十字路での悪魔との取引…

 

私もそうだったのかもとふと

思いました。

 

精神科に行ってしまったこと、

ベンゾを知らずに飲んでしまったこと、

何も知らされず急に止めてしまったこと、

盛られたのはとんでもない「毒」だったこと、

あの時の精神科医が悪魔に見えます。

 

毒殺まではされていませんが、

似たようなものです。

 

悪魔との取引…

運命の分かれ道でした。

 

 

契約は一生その人について

回ります。

 

ロバート・ジョンソンは

早死にでしたので

音源はそんなに残ってません。

 

そんな彼のナンバーから最後に

これを。

 

何とも泥臭くて渋いです…

 

これがジャズやロックのルーツかと

思いながら聴くと、また一入です。