今、「いくえイモリのデリデリキッチン」を見て思ったんだけど、料理の先生がダイコンのことを「おダイコン」と呼んでいた。さぞかし野菜の中では敬われてやまない存在なのだろう事を知らしめられた。野菜の世界は民主主義なのか?昔からわが国に確固たる地位を築いている者の中には、ふきの党(党員:春菊、ニラ等)がある。こいつらは極右メンバーと言ってもよいだろう。もちろんボスはオダイコンである。基本体制は鍋。しかし、食の西洋化が進んだ現在、様々な思想を持った奴らがハバをきかせてきた。まずは共産圏代表、パプリカの出現である。彼は基本的に平等主義者だが、立場が危うくなると、その身を赤から黄色に転向してしまう困った君だ。パプリカに賛同したトマトは子供時代は緑色の無党派であるが、思春期すぎると意思をまげずに赤色を通している極左である。そこにアナキズムのナスやネオコンのアボガドが参入してくると収集がつかなくなる。それらに対して、反体制勢力の真っ白い、漂白もやしが見た目とは裏腹に武装攻撃に出る。もう、ナスモヤシの炒め物なんて、地雷とゲリラのWパンチですよ。そこに無理やりアボガドが鍋ん中飛び込んだらおしまいです。だいたいアボガドは火にかけたら食べられないので戦地入りするな、と言ったところで強行的な態度に出るからさ、炒め物の微妙なハーモニーを乱すことになる。その点、ふきの党は島国産なので、文明開化後は、差別せずにいろんな野菜をどんどん鍋に取り入れて、オリジナリティあふれる味を作り出している。特にボスのオダイコンはいろんな味を吸収するのがうまい。一辺倒の偏った味よりも、いろんな具財を取り入れることによって自由な鍋を作り出していく。このようにして野菜の国は民主化を遂げているのかもしれん。