少し前のお話
倅の通う保育園の遠足に付き添い
立川の昭和記念公園へ出掛けた時の事
この日は気候も良く
前夜に徹夜仕事をしたのもなんのやら!
朝から張り切って遠足に行ってきた
春も深まり
初夏を思わせる太陽の下で
花々が咲きほこる中
ひとつの草むらに釘付けになった
恥じらいもなく
虫さんが、子孫繁栄の為
メイクラブの真っ最中であった為
すかさずカメラを向けたのだが…
先生に見つかり…
ピントがブレてしまった。。
先生「お父さん!まだ朝ですよ!」
そのセリフの
裏側に隠されている
深ーい意味を噛み締めて
胸が高まったのが
この日の最高印象だった。
(なーんも隠されてないやろ!エロオヤジ!)
そんな、初夏の日々
保育園の帰り道
道端で道草しながら
落ちていたチェーンでアリさんを釣っている倅を眺めている時や
オヤツで食べた
八朔の種を
庭にまいて水をあげている姿を眺めている時とか
後輩のボクサーの応援を
一生懸命やっている姿を見ていると
いっそ
このまま、時間が止まって欲しいと
心から願う今日この頃
日増しにヤンチャになってきて
怒鳴る頻度も多くなってきたけど…
その分、人の気持ちも分かる様になってきて
赤ちゃんから子供に
子供から、人どうしの会話や
意思疎通が出来てきた。
このまま、元気に育つ事を強く願いながら
自分の今までの人生を振り返り
同じ様に親に悪態をつくのかと思うと
ホンマ、このまま、
時間よとまれ
そう願いたくなるのであった。
止まらないからこそ
願うのである。
親の心、子知らず
これから
まだまだ
楽しくもあり
波乱万丈な親子生活が待っている事に
多大の期待と多少の不安を持ちつつ
ウチキャンプのテントの中で
スヤスヤ眠る倅の寝顔を眺めている