ストレージ製品ベンダー 3PAR の買収を巡り、Dell と争っている Hewlett-Packard (HP) が26日午後、買収提示額を再度引き上げた。今回の提示額は1株あたり現金27.00ドルで、総額は18億ドルになる。
再度と書いたのには訳がある。Dell は同日の午前中、1株あたり24.30ドル (総額16億ドル) という新たな条件で買収合意書を改訂したと発表していたからだ。HP はすかさずこれに対抗し、Dell を11%上回る条件に引き上げた格好だ。
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当エグゼクティブ バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャを務める Dave Donatelli 氏は、声明で次のように述べている。「当社の新たな買収条件は、3PAR の株主により多くの価値をもたらす。そして当社の製品群を強化し、われわれの株主に長期的な価値を与える買収のみを遂行するという、当社の厳格な姿勢に沿ったものでもある。当社の提案は Dell の提示額を上回っているが、それだけでなく、当社と 3PAR における数多くのシナジー効果を考えれば、われわれはこの買収の実行において、他社にない立場を保持している」
3PAR は当初、Dell の1株あたり18ドルという買収条件を受け入れていたが、HP が23日に1株あたり24.00ドルの条件で割り込んだ。これに対し Dell は26日午前、HP が23日に示した買収案を1株あたりわずか0.30ドル上回る条件に改め、3PAR がこれを受け入れたと発表していた。
3PAR の魅力といえるのが、「ユーティリティ ストレージ」システムだ。このシステムは、マルチテナント型のクラスター化ストレージ アーキテクチャを基盤としており、仮想化データセンターおよびクラウド コンピューティング向けのサービスとして、ソフトウェアやハードウェアの配備を行なえる。
