パレルモ3日目 午前
ノルマン王宮
(Palazzo deli Normanni /Reale)
訪問2日前に
念の為、オンラインで事前予約。
08:30ー9:30 の入場時間指定を
しっかり守って到着してみたものの
拍子抜けするほどのガランガラン
スペイン /アルハンブラ宮殿の経験があるから
予約しないで出かけるなんて
選択肢になかったけれど
新型コロナの影響かな。
世界各国からの団体客が来ていないからなのかな
なにわともあれ
ガランガランはラッキー
ノルマン王宮
現在はシチリア州議会の議場として使用されてる
現役バリバリの宮殿
始まりは9世紀のアラブ人
その後
1130年の ノルマン王 ルッジェーロ2世即位で
宮殿として整えられ始め
時代、覇権 移り変わり
悲喜交交
紆余曲折
現在 シチリア州議会議場 に至る
パラティーナ礼拝堂
アラブ・ノルマン様式
礼拝堂 入り口壁面の
モザイク画にまず圧倒される。
期待度はマックスで礼拝堂の中へ
パラティーナ礼拝堂は裏切らない
ため息の連続である
大理石のアーチに施された華麗なモザイク画
鍾乳石模様の天井(ムカルナス)
コズマーティ様式の床
礼拝堂に死角なし
360度 全方位 抜かりなし
「聖ペテロと聖パウロを従えた玉座のキリスト」
「天使に囲まれた全知全能の神キリスト」
「祝福のキリスト」
「聖ペテロと聖パウロの物語」等々
聖書の世界のモザイク画
これ 建てちゃうルッジェーロ2世
グッジョブ
しか〜し
ルッジェーロ2世
何かっちゃあすぐ歴史的建造物
建てようとするな
王宮3階
"ルッジェーロ王の間"
ここも奴はやらかしてるな〜と思ったら
こちらはルッジェーロ2世のために
息子のグリエルモ1世が建造。
親が親なら息子もさ。。。
息子は親ほど宗教心が高くなかったのか
こちらの間のモザイク画の題材は
ポップでおもしろい
"ヘラクレスの間"
フレスコ画「ヘラクレスの物語」
ここが シチリア州議会 議場である。
美術館より美術館っぽい
こんな素敵な空間で
シビアな会議や討論
真剣にできますのん
社交界じゃああるまいし。。。
いろんな意味で
ゆとり ありすぎ シチリア州議会
パレルモ に来てみて
街を見て
人を見て
道を見て
もっと切迫して議論した方がいいんじゃない
シチリア州議会
ノルマン王宮の後は
徒歩で
サン・ジョバンニ・デッリ・エレミティ教会
(San Giovanni degli Eremiti)
12世紀のアラブ・ノルマン様式
イスラム時代モスクの名残のような
5つの赤い丸屋根の特徴の教会。
中庭の回廊(キオストロ /Chiosoro)が
なんとも異国情緒を感じる空間
時代の錯覚を感じる独特の空気感
いにしえを感じるスポットだ。