2日目
パレルモの朝
曇天
プレトーリア広場
そして
クワットロ・カンティーを通って
(この十字路は昼でも夜でも
なんとも雰囲気があって良いね)
パレルモ観光初日
手始めに向かうのは
パレルモ カテドラーレ/大聖堂
(Cattedrare)
1184年創建のシチリア・ノルマン様式
ゴシックでも ルネッサンスでも ないし
ちょっとアラブやイスラム入ってる
な
印象の外観
数年前に行った
スペイングラナダのアルハンブラ宮殿を
思い出す
何百年もの間に支配が変わりつつ
建立された建物って
建築様式がまぜまぜになって
結果、こんなような出来におさまるんだわね
時代とそして支配者と共に内部も変わり
現在は1781年〜1801年にかけて改装された
新古典様式なのだそうだ。
祭壇、石棺の彫刻やモザイクなど
優美で素晴らしいが
仰々しい印象はなくシンプルで
厳かな空間である。
初代ノルマン王のルッジェーロ2世と
神聖ローマ皇帝になったフェデリコ2世の霊廟
アラゴン家の人々のいくつもの石棺と
パレルモの人々の心の拠り所となる大聖堂
内部を一通り見学した後は、
パレルモ大聖堂でみるべきポイントへ移動
大聖堂の後陣
これぞ " THE シチリア・ノルマン様式 "
幾何学装飾紋が素晴らしい外壁
偶像崇拝が出来ないイスラム教徒たちの
幾何学模様 LOVE❤️ 魂
ジェズ教会(Chieda del Gesu)
教会の建つ場所もファザードも
一見 地味ではあるのだが
足を運んで良かった〜
と言える
シチリア旅行での印象に残る教会
中に足を踏み入れた瞬間に
お〜 と うなってしまう教会である。
イエスズ会の本気度がわかるね
視覚に入るもののほとんどが
大理石の象嵌細工にスタッコ/漆喰細工
そして天井のフレスコ画といい
とにかく細部の細部まで素晴らしい
凝り方ハンパない
シチリア・バロック
良いわ〜好きだわ〜
1943年の戦時下の空襲により破壊されかけたらしいが
たとえ異教徒でもこの建物の貴重さがわからないなんて
戦時下とはいえ,すでに20世紀じゃん。
一体どんな養育受けたんだか
嘆きぶしだ
この素晴らしい空間で
圧倒されるこの彫刻空間で
小一時間、瞑想でもしたいところだが
そうも言っていられない。
せっかちな性分なのだな
お次はベッリーニ広場にある
マラトラーナ教会(Martorana/Santa Maria dell 'Ammiraglio)
と
サン・カタルド教会(San Cataldo)
奥側がマラトラーナ教会
赤い丸屋根が目印のサン・カタルド教会
外部がバロック 内部がビザンチン
マルトラーナ教会
外部がアラブ 内部がノルマン様式
サン・カタルド教会
シチリアの歴史の
いきじびきのようなスポットだな
内部が必見なのが
奥側のマラトラーナ教会
1143年
ルッジェーロ2世の海軍大将(アンテミラリオ)が建設
正面祭壇には聖母被昇天の絵と
瑠璃色の聖龕/ミフラーブ
そして
パラティーナ礼拝堂同様
ビザンチン様式の
金色に輝くモザイクの壁面が必見
輝く中央クーポラには
「全知全能の神 キリスト」
その周り囲むのが
大天使 預言者 聖人 福音史家 たちと
ありがたい構図
(マラトラーナ教会とサン・カタルド教会のある)
ベッリーニ広場を後にし海側へ移動
パレルモ観光初日
サンタ・マリア・デッラ・カテーナ教会
(Santa Maria della Catena)
16世紀初めに建造
ゴシック期からルネッサンス期にかかる時代の
建造物
カタロニア・ゴシック様式
派手さはないが
素朴で地元の教会といった感じ
階段を昇った教会横から
眺める港の景色は開放感があって良い
フェリーチェ門