処方された薬も飲まず
母親も飲ませることもさせず
息子の症状が変わる事もなく
このままこの状態が一体いつまで続くのだろう
いつになったら変化が訪れるのであろう
何故息子が・・・
と 誰しもが そんな境遇に出会うと思うことと
同様に母親もそう思っていた。
何故息子がこんな風に
そしてその反面
何故「私が」こんな風に と思っていた母親でもあった。
子どもの事を一番に考えてであっての親であるのに
自分を並ばせている母親がそこにいた。
それでも・・・・
心配だったことに偽りなどはない。
親子として共に生活して
そして育て見てきた愛する息子に
心配ないはずなどない。
だが
愛するが故 背けたさもあった。
でもそれと裏腹で自分を尊重する母親もいた。
親としてやってきたのに
親の道を歩んできたのに
親であることを望み叶い選んだ道なのに
そんな自分があっていいのだろうか
1000% 息子の病に
向き合えない状況を心から恨んだ。
いつも側にいて
いつも安心させ
いつも一緒だと伝える術がない
自分で考え抜き選んだ道が
決して子供たちにとって
いい道ではないと知りながらも
このまま無理に続けて行っても
誰しもが幸せにはなれない。
ならば
せめて
自分で間違いないと進む道を
胸を張って生きていくのが
いいであろう、と
そう進んだ母親が
初めて後悔した。
離婚せねば
生活を共にする父がいて
同様に息子のことを想い考え
いい結論に向かう手だてになったのではなかろうか
少なくとも
今よりはずっといい
息子にとってずっとずっといい環境に
いれたのではなかろうか
母親は
離婚して子ども達に決して言わないと思っていた
気持ちと言葉が
心と脳裏を往復し
とめどなくやりようのない気持ちにさらされた。
