かなり長くなっちゃったなぁ


1日中引っ張り回された俺はもうクタクタだった。

女王様のために 


アッパーフロアラグジュアリーコーナーダブルベイブリッジビュー


なる部屋を用意した。

ちなみに俺はスタンダードシングルである...

この差はなに?

夕食は肉がいいとおっしゃる女王様を

馬車道のステーキドームにお連れした。

マネージャーに




   「今日はいつもと違ってプライベートだから

    何とぞお手柔らかに、何とぞ、何とぞ~~お代官さまぁ~~!」




と、すがる思いで頼み込んだ。




   「もんちさん、お母様ですか? そーですかぁ!

    だいじょぶ、きちんとやらせて頂きます。」




   「だからそのきちんとがこわいんだよっ!!」




おおおおおおおお!!!

ゆみちゃんったら遠慮なく『海鮮スペシャルコース』頼みやがった!!



   「俺ハンバーグでいいや...

    あとお水ください...

    ああぁ、明日銀行に行こう

    今日はカードで仕方ないよなぁ

    そー言えばホテルもカードだったなぁ

    来月の請求見たくねーなぁ

    ああぁ、おばあちゃんがまた見えてきた...」




しかしこんだけワガママなババァも珍しいな。

息子をなんだと思ってるんだろう?

足か? 財布か? やっぱシモベか?

なんでもいいけど勘弁してよ...

ババァに貢いでもなんにもなりゃしねーし!!!


散々飲んで食って追加までしやがって店を出た。

会計の時のマネージャーの満面の笑み...

ちくしょ~、覚えてやがれ!!


ホテルに戻り、さぁ休めるって思ったのもつかの間、

今度はラウンジで飲むから付き合えってきやがった!

どこまでタフな女王様なんでしょう。


女王様は、結婚しろだの、孫欲しいだの、言いたい放題おっしゃって

ガバガバと酒天童子の様に飲んで、上機嫌でお休みになりました。



この後、1週間も滞在して女王様っぷりを

フルに発揮し、俺の財布を軽くして頂きました。

これ以上書くと自分でキレるのが見えてるので

この辺までで終わりにしようと思う。





でもゆみちゃんよ、俺はあんたの息子でよかったよ。

なんだかんだ言っても今の俺があるのは

あんたのおかげだよ。

だから少しくらいの出費くらい... 出費くらい...











  「二度と来るんじゃねぇ~~~~~~~~~~!!!!!!」