ここ数カ月、制作の日々を送っていました。
アトリエでは静物と向き合っています。
林檎、オレンジ、洋梨…
色や形、どれ一つとっても同じ顔がなく見ていると楽しい。
それをキャンバスに写していく事は難しい事ですが、とても面白い仕事です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150128/07/monticelli-big/81/6b/j/o0800045013201572141.jpg?caw=800)
先日、数学者の岡潔さんのある文章に触れ心惹かれました。
私は人には表現法がひとつあればよいと思っている。
(数学なんかをして人類にどういう利益があるのだ)と問う人に対しては、
スミレはただスミレのように咲けばよいのであって、そのことが春の野にどのような影響があろうとなかろうとスミレのあずかり知らない事だ…
私について言えばただ数学を学ぶ喜びを食べて生きてきただけである。
アトリエの静物たちもそれぞれの美しさを持って存在している様に思います。