「モンテッソーリ教育」と聞くと、まず最初に「モンテッソーリ教育」という教育が確立し、その後実践を施していった印象を受ける方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、「モンテッソーリ教育」は決して理論が先にあったわけではなく、日々の子どもの観察からマリア・モンテッソーリという博士が編み出していった教育哲学です。
実際、母がこの教育法に辿り着いたのも、日々の娘の観察からでした。
イヤイヤ期と呼ばれる当時2歳だった彼女を見ていて、「どうしてこうなんだろう?」と、彼女の行動の1つ1つを理解したい。そんな紐解くことができる助けが欲しいと求めていたところ、舞い降りてきたのがこの教育法です。
そんな、日々のお子さんの行動の観察から「どうして?」「なぜ?」と多くの疑問を持たれている方々におススメなのが藤崎達弘先生のこちら。
※レビューをしようと思いながらも、機会を逃していました!
第1章
世界で指示されているモンテッソーリ教育とは?
第2章
知っておきたい!子どもの発達の四段階
第3章
子どもの今がわかる「敏感期」
第4章
子どもは「正しい成長のサイクル」でグングン伸びる
第5章
子どもが成人するまでの「親の予習」
モンテッソーリ教育を学ぼうと決めた際、手法は大きく分けると2つあると思います。
- 理論を知った上で、我が子と照らし合わせてみる
- 我が子の行動から、理論を探究してみる
「みて~この字!」自分の知っている文字を指さして、お母さんに教えてくれたお子さんもいるかもしれません。
そんな姿が見られたら、じゃあ、どうする?
自分自身も文字を学ぶという経験を子ども時代にしてきても、実際それがどう行われたかは全く記憶にない方がほとんどでしょう。果たしてモンテッソーリの環境設定とはどのようなことなのか。そんなヒントが散りばめられています。
モンテッソーリ教育というと、「おしごと」というイメージが先行する方もいらっしゃるかもしれませんが、モンテッソーリ教育とは決してアカデミックな側面だけではなく、“Aid to Life”と呼ばれるように生きやすくするため術。モンテッソーリの視点に立った日常生活のヒントも、この書籍では触れられています。
「モンテッソーリ教育」を理解する上で、理論を理解することはとても大切なことですが、「理論」だけを理解しようと努めるのではなく、お子さんの日常と結び付けて考えてみると、少し身近なものに感じられるようになるかもしれません。
ぜひ“Aid to Life”である、モンテッソーリ教育が皆さまの日々の助けとなりますように!
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