効果的な語彙習得法!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

娘が生まれて間もない頃は、英語育児まっしぐらだった我が家。2歳でプリスクールに通い始め、当然インターナショナルスクールへの進学を希望していました。けれども、モンテッソーリ教育と出会ってから、母語優先への育児がスタート。結果、英語は最低限に。
 
英語拒否の時代も経験しながら、読み書きの「敏感期」を利用した英語学習をスタートしたところ、驚くほど英語を吸収し始めた娘。けれども、小学生となり帰国子女保持教室のレベルも上がるにつれ、消化不良の部分も多くなってきました。否応なしに覚えなければならない単語の数々。本当であれば、もっと丁寧に向き合いたいのに、時間的制約からなかなかそうもできずにいた日々。
 
来週から始まる保持教室の新年度。
今年は少しペースダウンして、丁寧に向き合ってみたいと娘自身が感じているようです。
 
外出ができないこの週末。
モンテッソーリのグレートレッスンを題材とした語彙のおしごとを行ってみました。
モンテッソーリ教師の中には、それまではメインストリームと呼ばれるモンテッソーリスクールでない通常の学校で教師をしていた方々が沢山いらっしゃいます。そんな先生方の手にかかると、モンテッソーリをベースとした魅力的な教材が、海外には山のようにあります。今回はそんな先生のお一人であるMontessorikiwiのこちらを使用させていただきました。
 
「パワポで伝えるコスミック教育」で使用したストーリーを娘用にプリントアウト。

 

まずは、前回のストーリーを彼女に自分の言葉でサマライズをしてもらいます。その後、スクリプトを渡し、娘による朗読がスタート。

 

読み終わったところで、もう一度今回出てきたキーワードを見ながら、サマライズ。

 

途中、意味が完全に分からなかったもの、分かったけれど説明ができないものなど、色分けしながら再度読みます。

 

キーワードを中心に、語彙の意味を絵カードで一つずつ確認。

 

途中、地球内部の構造のストーリーが出てくると、久しぶりに取り出した娘のお手製地球(笑)。

 

地球を二つに割ってみると、地殻、マントル、外殻、内郭などがお目見え。

 

地殻という言葉は馴染みがあっても、この意味での「Crust」という言葉は初めて聞いたという娘。

 
こうして具体物で確認したり、そうでなくても絵があるだけで、その単語に対する印象がぐぐっとアップすると娘自身が感じたようです。なかなか、こうして丁寧に向き合うことが出来てこなかったのですが、
 
「今日の単語は絶対忘れない気がする」
 
という娘の言葉を聞いて、効果的な語彙習得とは、一見遠回りに見えても、こうした心にも記憶にも残る時間なのだと感じました。
 
4月から小4になる娘。
ますます抽象への道に向かう学年ですが、頭だけを使うのではなく、手と心も同時に使うことを忘れないようにしたいと思います。
 

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