46億年という時間を2.5メートルの画用紙で | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

モンテッソーリ教育に惹かれた理由はたくさんありますが、その中でも最も心を掴まれたのは「大から小へ」という流れでした。昔から、全体像を把握することがファーストステップだった母。学生時代は、卒業までに必要なロードマップを、日韓通訳時代は、韓国語という言語を制覇するためのロードマップを常々眺めながら過ごしたものでした。
 
全体像を与えてくれるモンテッソーリ教育。この大から小の流れが、娘の学びをさらに意義あるものにしてくれていると感じます。もしこの流れを意識することがなかったら、きっと彼女が日々行うおしごとは単なる「テーマスタディ」にしかならなかったかもしれません。子どもの家でも何回も読んだ「せいめいのれきし」。地球の46億年の歴史と生命の進化を意識することで、日々の学びが、さらに意味あるものになってくると感じています。モンテッソーリ教育においてコスミック教育から派生したタイムラインが多数存在するのも、こんなところに理由がある気がしてなりません。
 
緑の画用紙をテープで止めただけのタイムライン(笑)。

 

せいめいのれきし 改訂版

  

 

でも、これは娘の中では立派な歴史年表になっています。地球が誕生してから現在までの時間、そして生命の進化を表すことで、この世の中で起きていることにはすべて意味があること、この軌跡に感謝すること、そんなことをより感じることができるような気がします。日々学校で学んでくる「理科」にも「算数」にも、そして「音楽」や「美術」にも、それぞれ歴史がありこの世になくてはならないものだということを、コスミック教育を通じて感じることのできる時間は、私たち親子にとってかけがえのない時間。

 

今日の久しぶりの通勤のお供はこちら。モンテッソーリ教育と出会ってなければ、きっと手に取ることもなかったであろう「せいめいのれきし」。この重厚すぎる作品を紐解くこの解説本は、コスミック教育を理解する上でも手助けの1冊となっています。

 

深読み! 絵本『せいめいのれきし』 (岩波科学ライブラリー)

 

こうして46億年という時間をたった2.5メートルの画用紙に表してみると、私たち人類の歴史とは本当に微々たる時間だと悟った娘。この46億という時間を経て自分がいることに、どこか不思議な感覚を覚えているようです。

 

娘のタイムライン作り…。これからも乞うご期待です(笑)。

 

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