この日は、娘の学校行事のため、平日休みだった母。
帰宅してから娘と向かった先は近所の文房具屋さん。
学校で使用しているファイルケースが破れてしまったため、新たなものを購入しに来ました。
学用品は購買でも購入できるものの、最近はちょっとしたオシャレを楽しみたいお年頃。
購買で売っているケースとは違ったデザインのファイルケースが欲しいとのことです(笑)。
数分迷った後、購入するケースが決定。
もうこれでこの日のミッションは終了…。
と言いたい母でしたが、可愛い文具好きな8歳(笑)。
「これ買って~」
とは自分からせがんでくることは皆無なものの、明らかに母からの声かけを期待しています(笑)。
お小遣い制をまだ導入していない我が家では、娘はお金を持っていません。
お年玉も基本、まだ持たせていないため、所持金のない娘。
「じゃあ、500円までね。」
「消費税込み?」
「消費税は別でもいいよ。」
「じゃあ、540円だね。あれ、そういえばここのお店の文具チケットが150円分あったよね。じゃあ、690円まで買えるってことだね。」
と、案外商売上手です(笑)。
自分自身、子どもの頃、放課後、母と一緒に行く文房具店が大好きでした。
安いものを細々と買い集め、見ているだけで幸せだったあの頃。
ワーキングマザーの元に生まれた娘は、放課後こうした買い物に出かけることはありません。
こうした、ふとした瞬間に襲ってくる、ワーキングマザーであることの罪悪感。
克服したはずなのに、こういった時間が訪れると、明るいうちに娘と一緒にいられたら、どれほど幸せな日々だったのか。
ふと考えてしまいます。
彼女の横顔を見ながら、そんなことを過らせる母とは異なり、彼女は鉛筆を選ぶのに必死(笑)。
母なんて見えちゃいません^^;
罪悪感と思っていたこの感情は、実は罪悪感ではないのかもしれない。
単純に自分の欲望なのだと気付きました。
平日の文房具屋さん。
どこか週末と違う匂いがするのはなぜだろう。
娘よりも母だけがセンチメンタルな気分になっていく今日この頃。
年老いていく母のつぶやきでした(笑)。
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