シャーロット・メイソンって!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

そろそろ出合って1年になろうとしている『CMメソッド』と呼ばれるシャーロット・メイソンの教育。ホームモンテッソーリを継続しながら、このリサーチの日々は続いています。
 
昨年5月に初めてこのブログで綴ってから、シャーロット・メイソンに関するメッセージも頂くことが増えています。一番頂くご質問は、
 
「このメソッドはどうすればもっと知ることができるの?」
 
というもの。
 
はい、実はいつも心の中で同じことを思っています(笑)。
 
残念ながら、母の知る限り、日本ではまだこのメソッドに関する書籍は出版されていない様子。モンテッソーリ教育とは違い、情報が入手しづらいのが残念なところ。もちろんシャーロットによる著作はあるものの、ビクトリア朝のライティンが読みづらく、CMメソッドを取り入れている海外のホームスクール家庭では掲示板を通じて、共に理解を深めるような試みが数多くなされています。
 
そもそも、シャーロット・メイソンとは一体どのようなバックグラウンドなのか。
 
1842年イギリス生まれの教育家。彼女自身は、主に両親によるホームスクールで育ったといいます。16歳で両親を亡くしてから、生涯を教育に捧げることを早い段階で決めたというシャーロット。18歳にて、当時イギリスで唯一の教師養成大学だった大学へと入学。ここから彼女の教育家としての人生は始まります。イギリス初の幼児学校の校長就任から、女子高の設立、教育院、保護者のための教育団体、国立教育機関(PNEU)設立など。最終的には自身のメソッドを教える教師養成学校を立ち上げます。当時、このような功績を女性が残すということは特別だったといいます。
 
病気がちだったというシャーロット。毎日の散歩道で書き留めた記録が、思いがけず人々の心を掴んだり、その後に発表する”Home Education"シリーズにて大きな関心を集めます。知識を注入することよりも、文学、詩、自然、美術、音楽といった感性に触れるような”feast(ごちそう)"も沢山テーブルに並ぶCMメソッド。忙しい日常に追われて、どうしても優先順位が低くなってしまうこれらの作品との出合いは、娘にとっても非常に楽しみな時間になっているようです。
 
CMセクションも日に日に広がってきた我が家。
 
モンテッソーリのおしごとを広げるには時間切れ。だったら隙間時間でもやりやすい、CMメソッドに触れる日も増えてきました。まだまだ未知な部分も多いものの、母の新たなライフワークの楽しみの1つとして加わっています^^
 

参考文献

Mason, Charlotte. (1886) Volume 1: Home Education. The education and training of children under nine.

Charlotte Mason: education, atmosphere, habit and living ideas by Aimee Natal

Who was Charlotte Mason? by Simply Charlotte Mason

 

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