バイリンガル育児を見つめ直す | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

今日は韓国人の友人宅にお招きいただき、楽しいひと時を過ごしてきました。経済学の教授をされているご主人と、MBAが専門の友人。教育熱心なご両親のもと、日韓バイリンガルに育ったお子さん達。

 

しかし、ここ最近少し気になる現象が起きているとのこと。

 

それは、韓国語を話さなくなったそうです。

 

確かに親子の会話を聞いていると、ご両親は韓国語で話しかけているのに、返答はすべて日本語。さらなる質問を韓国語で投げかけても、やっぱり日本語。けれども、日本の学校に通うお子さんたちにとって今最も大事な言語は日本語であるというご両親の判断から、韓国語を話すようにというような強要は一切していないといいます。

 

現在小5のお姉ちゃんにおいては、中学受験の準備真っ最中。3歳でくもんを始めてから、常に学びへの向上心が人一倍あり、最も好きなのは日本史。日本という国で生活をすることを選んだ以上、その環境がもたらすすべてを十分に享受できるよう、ご両親は最大限の努力をされているようです。

 

そんな姿を見ながら、ふと我が家の辿ってきた英語育児と照らし合わせてしまいました。学校と保持教室。当然、学校が優先なのは間違いないのですが、かつての母は

 

「日本語は学校で学べるのだから、それ以外の時間は英語優先でいきたい」

 

未就学児の頃は、そんなことを考えていた時期すらありました。

でも実際小学校へ入学してみると、二つの言語を同じように伸長することは至難の業。

それよりは、同時期に両方同時を試みるよりは、個人的には時間軸を少しずらした方がうまくいくということに、気付き始めました。

 

まさに、今このご夫妻が取っているアプローチ。

日本語環境にいる間は、とにかく吸収できるものはすべて吸収する。

日本に生まれた彼女の第一言語は日本語であり、家族の言語の韓国語は、もう少し後から力を入れても遅くない。そんな結論に達したようです。

 

現在の娘は、100%日本語脳をベースに英語を勉強しています。きっと年齢が上がるにつれ、ますますそのような学び方になってくるでしょう。でも、日本語が日々成長している分、英語もそれに追いついていく形となっていることは、最も自然なことであり、喜ばしいことだと感じています。

 

いつもこの友人宅にお邪魔すると、言語習得について、素人ながらに考えさせられます。あくまでも個人の見解であり、何も確固たるものはないのですが、娘と8年向き合ってきた経験から感じることです。

 

初めていただいた韓国の鴨のお肉…。

美味しかったー(笑)。

 

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