英検準2級を通じて7歳児が気付いたもの | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

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今夜の娘。相変わらず、Compound Word(複合語)のおしごとにはまっています。娘にとっては、英検の過去問を解くよりも、確実に楽しいモンテッソーリのおしごと。言語が英語であろうと、日本語であろうと、こうして床の上で何かを広げる時間は、とても楽しそうです。

 

年長で3級、小1で準2級とチャレンジしてきた英検ですが、我が家はここで一旦この試験からは遠ざかることになりそうです。というのも、娘の今の英語力を客観的に判断できたから。準2級はまさに今の娘のレベルであり、2級はまだ遠いというのが所感。我が家にとっては、試験ありきの英語ではなく、英語があってこその試験のため、もう少し前進できたときに、次回のチャレンジをしたいと考えています。

 

今回の英検受験を通じて得たものといえば、「語彙の大切さに娘自身が気付いた」ということでしょうか。2次試験終了直後に、

 

「ママ、Vocabularyは本当に大切だよ。」

 

といった7歳児の言葉が忘れられません(笑)。

 

なぜそこに気付いたのが2次試験だったのかがよく分かりませんが、彼女はなぜこれほどまでに保持教室でも英会話教室でも語彙学習に時間を割くのか、今回英検を通じて分かったそうです。

 

自分の想いを的確に表現しようと思えばしようほど、語彙が大切だという娘。

 

ただ淡々と宿題の語彙を何度も練習するよりも、この部分を自分が肌で感じることができて良かったのだと心から感じます。そして同時に母が気付いたのは、娘の英語脳は完全に日本語脳の上に成り立っているということ。

 

ネイティブのお子さんが英語を学ぶようにと、幼い頃から出来るだけ英語環境を作ろうと努力してきた部分もありますが、これほど母語が育ってくると、外国語を学ぶ際に母語を使わない手はないのだと感じ始めています。決して日本語を介して学ぶという意味ではなく、母語で持っている知識や感情を、英語という他言語でも表現できるようにする。そんな努力が娘の中で、根付き始めているのでしょう。

 

英語を上達させたいと滑らかに読めるように努力し始めた娘。

幼児の頃は、知らなかった「努力」という行為が、プラスなのかマイナスなのかまだ分からない部分もありますが、それでも自分がその必要性を感じ、動き始めている姿を見ると、案外小学校に入ってからの英語習得の流れとしては、我が家には正しいのかもしれません。

どこか日頃の英語育児の中では感じることができなかった新たな視点。
英検受験というどこか非日常的な体験を通じて感じることができました。

合格おめでとう。

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