娘から笑顔が消えた日 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

あれは浮かれていた母の冬休み初日。生まれてほぼ初めての嘔吐を経験し、その日を境に娘から笑顔が消えました。食欲も戻り、すでに身体は復活しているのに、心だけが追いつかない様子。あれほど大好きだった幼稚園に行くことも怖がり、入園以来皆勤賞を目指してきたのが、終業式の日は残り20分ということろで我慢が出来ず早退。嘔吐というたった1回の経験が、トラウマとなってしまったようです。調べてみると「嘔吐恐怖症」という言葉もあるくらい、大人でも過去の辛い経験から吐くこと自体が恐怖となってしまっているケースもあると知りました。
 
泣き続ける娘になす術もない母。「大丈夫だよ」という言葉では、6歳児にはもう通じないこともはっきり分かりました。藁にもすがる思いで読み返したのが"Joy Berry Books"のカリキュラム絵本同様、シーン別の感情との向き合い方が綴られています。
 
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この時、母が試みたのは徹底的な対話でした。
そして、Joy Berry先生のアドバイス通り、娘に以下を伝えました。
 
Feeling afraid is good if it warns you that you are in danger.
恐れることは良いこと。危険信号を知らせてくれるから。
 
実はこれ、以前怪我をしたときにも伝えた言葉でした。流れる血を見てショックを受ける娘。でも、もし血が出ていなかったら怪我をしたこと自体にも気付かないでいるかもしれない。これらのサインは危険信号を知らせてくれる重要なサインなんだよ・・・と。
 
あれから約3週間近く経った今、やっと娘の心も落ち着きを取り戻しつつあるようです。しばらくの間は、大好きなお絵かきもピアノの練習も封印していた彼女ですが、今はいつも以上にクリエイティブなことを探しては走り回っています。
 
非常に衝撃的だった今回の一件。でも、実はこれは母にとっても良いサインだったのではないかと感じています。子どもの心は想像以上にセンシティブ。今となっては、日頃、元気で幼稚園に通えること自体が奇跡のような気がしています。感情は生き物。これから先、恐怖以外にも、失望や悲しみなどマイナスの感情とも向き合わないといけないことが何度もあるでしょう。日頃から親子の対話が十分出来ていれば、きっと娘のそんな感情にも気付いてあげられるのかもしれません。
 
笑顔さえあれば何も要らない。
つくづく感じるこの頃です。
 

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