おしごとの提示、どうしたら見てくれる!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

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娘が2歳の時にスタートしたホームモンテッソーリ。最初の年は、常に悩み続けていたのが「どうしたら提示を見てくれるか」ということでした。

●おしごとが娘の興味に合っていない
●興味には合っているけれど、難易度が合っていない
●おしごとよりも遊びたい
●提示そのものが未熟
●おしごとの目的を母自身が理解していない

などなど。

考えられる要因は様々。
けれども、今振り返ると、案外多かった要因は「母の声かけ」だったのではないかと思います。
ホームモンテッソーリをスタートしたばかりの頃は、とにかく娘の興味や気持ちよりも、まずは自分がやらせたい。結果、声かけが強制的。それでは上手くいかないことを知ると、今度は逃げられないようにとビクビクするあまり、声かけが尻込み気味。気づくと、いつもどこか我が子で駆け引きをしなければならないような気持ちになり、ありのままの娘を受け入れられずに苦労の連続でした。

そして少し状況が好転してきたと感じるのは、母がおしごとそのものに惚れ込んでから。表面的に手順を覚え、「やらせたい」という気持ちだけが先走っていた頃には、全く上手くいかなかったのが、自分が本当にそのおしごとの面白さを感じ、心から娘にもこの楽しさを見せてあげたいと感じるようになって、初めて彼女と心が通うようになった気がします。

でも、やっぱりそこは幼児。いくらこっちが真剣でも、提示をしていると途中すぐにやりたがったり、最後まで見ることをしてくれなかったりと、想定外というか想定内のことも起こります(笑)。こんな時、モンテッソーリアンの講師からアドバイスをいただき効果的だったのが、彼女の心を代弁すること。

「そっか。今日はママの提示は見たい気分じゃないんだね。じゃあ、次回のお楽しみにしとこうね!」


とにかくモンテッソーリアンの先生方は、言葉がけのひとつひとつが驚くほどポジティブ。ネガティブに見える行動を子どもが行っても、びっくりするほどすべてをポジティブに変えてしまう力を持っています。

「今日の提示、絶対にYuzyが好きだと思うんだ。今からママやってみようと思うんだけど。どう、見る準備はOK?」

もうそんな言葉で子どもはワクワクしちゃうんですよね。実は、この言葉。自分が幼い頃よく聞いてきたフレーズだからなのか、「ママ、絶対これ好きだと思うよ。」と前置きされることが非常に多い我が家(笑)。そして実際見せてもらうと、本当に母の好みのものを見せてくれる娘。親子であやかっているフレーズです♡

でも、こんなポジティブにスタートしても、実際途中で遊びだしたり、上手くいかないことももちろんあります。大人だって気持ちが変わったり、気分じゃなかったりすることは日常茶飯事のこと。だから、そんな時は、やっぱり今子どもが一番必要としているものが一番。おしごとは一旦撤収。でも、おしごと自体はやりたがっていて、ただ待てないだけだとしたら・・・。

やっぱりここも待つのが一番なのでしょう。

「最後まで見るってお約束、思い出したかな。Yuzyが思い出すまで、ママも待ってるよ。」


もうこの前までに沸点に到達して、なかなかこんなセリフが出ずに終わることも多かった我が家^^;でも、ここまで行くと、娘もプライドがあるのか「忘れてないよ」とばかりに、ちゃんと見たりするんですよね。まさに、これは「提示を見る習慣」の確立の時期。けれども、実際そろそろ6歳を迎える彼女を見ていると、「しっかりと見る」ことを、モンテッソーリ教育から学んだことは園生活でも、その他の場面でも非常に活きてくると感じています。もう強調しすぎることはないくらい大切なことだと個人的には思っています。

ワーキングマザーの夏休み初日。
1日2本のブログからスタート(笑)。
幸せな時間です♡

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