でも、実際、一番勉強したと感じられるのは大学時代ではありません。それは社会人となってからの日韓通訳養成所時代。まったく出来ない訳をクラス全員の前で再生し、プロの通訳の先生から酷評を浴びるという時間が繰り返されました。以前ブログでも綴ったかもしれませんが、その当時の学習法の一つに、『雑誌を隅から隅まで翻訳する』というものがありました。好きな雑誌を1冊選び、最初のページから最後のページまで一語一句翻訳していきます。途中の広告も、読者からのお便りも、ちょっとしたレシピも、もちろん時事ネタも。とにかく様々な分野に接触する。そんな目的のもと、毎日毎日向き合った学習法でした。
小学生新聞を購読し始めてから、ふと娘が日々行なっている新聞との向き合い方は、かつての母が行った「様々な分野に接触する」という学習法と非常に似ていることに気づき始めました。5歳児にはまだまだ知らないことだらけの世界。けれども、このたった数ページの新聞に見たことない世界が驚くほど詰まっているのです。
この日見たのは、縄文時代と弥生時代の暮らし。見たこともない住居に興味津々。なかなか時間の感覚をつかむのは幼児には難しいことですが、「歴史」を改めて感じた時間のようでした。
そんな歴史を感じてみようと、週末は相模原市立博物館へ。自然・歴史展示室で、新聞で見た「歴史」がちょっとでも再現できたら・・・と潜入することに。
藁葺き屋根の家に大興奮の5歳児!!そして、どこか古さよりも新しさを感じさせるこの空間に、親の方も引き込まれていきます^^;
こんな展示室の中で人と自然の関わりを体験したり・・・。
絵と思えないような当時の町並みに、どこかタイムスリップをした感覚を覚えたり・・・。
漢字は読めなくても、この雰囲気から、今とは違う何かを感じ取ったようです。
そして、これらの日用品が、目新しい様子の娘。薄いテレビしか見たことない幼児には、この箱型テレビが新鮮なんですね^^
少し前までは、博物館なんて楽しめるのはまだまだ先と思っていましたが、幼児には幼児なりの楽しみ方があることを知りました。きっとモンテッソーリ教育の文化教育という概念を知らなければ、博物館なんてまだ時期尚早だと勝手な判断を下したかもしれません。日常の生活の中で「歴史」を感じることはまだあまりないであろう幼児期。けれども、この空間で確実に時間の流れを感じたようです。
「文化教育は種まき」と言われるほど、際限なしに文化の種まきを推奨したモンテッソーリ。ここから、娘が何を拾い、何に反応を示していくのか。開花するかどうかも分からないからこそ、面白いのだと感じます。大人が与えたことをそのまま覚える人生なんてつまらない。モンテッソーリ教育を知ったからこそ、感じることなのかもしれません。
明日の新聞が楽しみ♡と残して床についた5歳児(笑)。
明日は、どんな世界が待っているでしょうか^^
ご訪問、誠にありがとうございます
「文化教育は種まき」と言われるほど、際限なしに文化の種まきを推奨したモンテッソーリ。ここから、娘が何を拾い、何に反応を示していくのか。開花するかどうかも分からないからこそ、面白いのだと感じます。大人が与えたことをそのまま覚える人生なんてつまらない。モンテッソーリ教育を知ったからこそ、感じることなのかもしれません。
明日の新聞が楽しみ♡と残して床についた5歳児(笑)。
明日は、どんな世界が待っているでしょうか^^
ご訪問、誠にありがとうございます