最近は算数教育と文化教育が中心の我が家。ここで新たな風を吹かせてみようと、日常生活の練習のおしごとを追加してみました。それに気付いた娘は「やりたい~」と走って教具棚へ(笑)。
今回用意したのはこちら。
実はこれ、エレメンタリーの「上級日常生活の練習」に含まれているおしごと。6歳を過ぎるようになると、自分の感覚と抽象的な思考を結びつけるようになるといいます。まさに幼児期後半に入ってくる算数教育でも、最初は長い短いという感覚だけだった長さの棒を実際数値化したり、方向は抽象への道と進んでいることが分かります。
またこの時期に子どもが好きだというのがメンタルを使ったトレーニング。記憶力を試すようなおしごとは最適なようです。
はさみやのりなど身の回りのものを10点並べ、1分間しっかりと見てもらいます。で、1分後。アイテムを一つ取り、何が抜けているかを考えてもらうという至ってシンプルなおしごと。
そのアイテムが分かったら、あらかじめ用意した紙に物の名前を書いてもらいます。
実際やってみたところ、最初1分間時間を与えたときには、どうやらこのおしごとの趣旨を理解しておらず、まったく集中していなかった娘。それがあとから記憶力を試されると分かると、とてつもない集中力を発揮(笑)。
何が抜けているかが分かると、大喜びで書いていきます!
でも、途中驚くようなことがありました。なんと用意していた「ちりとり」の名前を知らなかったこと(汗)。何度も掃くおしごとはしているのに、考えてみると、「こぼれたら、ほうきで掃くいておいてね。」と言った事はあっても、「ちりとり」って言葉はあまり使っていないのかも知れないと気付きました。
一通りやったところで、ここからはルールを変更。2つ抜いてみたり、3つ抜いてみたり。最後は10個すべて覚えているか試してみたり。なぜか9個言えても、「消しゴム」だけが思い出せずに苦労していた娘。でも、こんな風に意識的に頭の体操をすることもたまには良かったようです^^
エレメンタリーのマニュアルを読んでいると、「集中力を育てる」「順序を意識する」「細部にまで注意を払う」といったような要素を含むおしごとが多々含まれていることに気付かされます。最近は日常生活の練習が減ってきた我が家でしたが、少しずつエレメンタリーのおしごとも追加してみようと思います。
特別な準備も必要ない今回のおしごと。かなり盛り上がります!ぜひ、皆さんもホームモンテッソーリメニューに付け加えてみてくださいね(*^^*)