そんな園での経験をもとに、我が家でも少し時間を意識した取り組みとして"Job Time(ジョブタイム)"を、最近始めました。海外のモンテッソーリ園やホームスクール家庭ではよく聞くこの言葉。お手伝いや身の回りのことなど、本来やらなければならないことを、おしごととは区別して呼ぶようです。
娘も4歳になってからは、おしごとに関してはだいぶ完結することが多くなってきました。自分が選んだものを途中で投げ出したり、片付けをしなかったりという且つての姿は、気が付くと過去のものになりつつあります。
・・・が、問題はそれ以外。遊ぶことに夢中になりすぎると、寝る時間になっても、言われるまで「片付けをしない」「お手洗いに行かない」「歯磨きをしない」の3拍子(笑)。母が家事をしている間は、自分のお手伝いの役割があっても、ついふらふら・・・。決してやることを拒んでいる訳ではないのですが、言われてやっと動く。そんな状態が続いていました。
そして、我が家でも始めたのが"Job Time(ジョブタイム)"。といっても海外のそれとはだいぶ異なり、かなり自己流です。100円ショップのコルクボードに、やるべきことを印刷したものを、置きます。置いている時間は、他のことはやらずに、置かれたもののみをこなす・・・とある意味、母の監視よりも怖いこのボード(笑)。
"To Do List"のようなあらかじめやるべきことを印刷したものを、仕切りのある箱へと入れ、手前は「まだやっていないもの(これからやるもの)」、後ろは「やるべき必要のないもの(終了したもの)」と分けます。寝る前までに仕切りより前にはカードが残らないようにして寝るのが日課です。
我が家では、このカードには「歯磨き」「お手洗い」「片付け」など日々必ず行うべきものに加え、「テーブルを拭く」「洗濯物を畳む」など娘担当のお手伝い、そして「黒板を拭く」や「鉛筆を削る」といった日々のおしごとの事前準備など、やるべきことをカードにしています。その日やらなければならないことを選び、仕切りで分けておき、終わるごとに一つずつカードを後ろへと入れていくというやり方です。「やらなければならないもの」という意味では、英語教室の宿題もそうなのですが、これは学問。どんな形であれ、学びは楽しくあって欲しいという思いから、敢えてここには入れませんでした。でも、いつかはやはり入ってしまう時が来るのでしょうか・・・。ポイントは、遊び、おやつ、食事、テレビ、読み聞かせなど娘が楽しみにしている時間の前に、5分から10分程度を"Job Time(ジョブタイム)"として設けること。数回行っているうちに、どんどん自分の仕事が片付いていくことに満足感を感じ始めたようです。まさに大人の仕事と同じですね^^
散らかったまま次の遊びにいこうとしたら・・・。「早く片付けなさい」の代わりに「Job Time(ジョブタイム)だよ~」と少しリマインドしてあげるだけで、自分で気付くことができるので、お互いなんとも健康的(笑)。
目指すはこのようなものがなくても、自ら気付いてできるようになること。なかなかおしごとのように、日々の生活は徹底できていない部分が多く、あの手この手で試行錯誤している我が家。今日も、自立・自律を目指して一歩一歩行きたいと思います^^;
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