戦後の日本の街並みの陳腐さを思うことがある。
効率さ重視で美意識がないように感じて。
しかし、たまたま、Mr.Childrenの「365日」を聴いて乗った田園都市線の車窓の景色。
夕空と日本の家々、鉄塔、道路、電車の音。
全てがたちまち融合して、素晴らしい調和の、永遠の風景に変わった。
感動した。
「遠い空の綿菓子が、ふわっと僕らの街に、剥がれて落ちた」
「情熱に身を委ねて書き連ねる、明かりを守り続けよう」
決してゴテゴテに着飾った言葉ではない。
むしろ、日常の「陳腐な」語句が並ぶ。
これは、飾り立てることもしない、何気ない言葉の集まりが、詩句として詩人の手に乗ることで、美しい一つの「世界」、一つの「宇宙」を形成する決定的瞬間である。