7月15日~19日の米国株式市場はかなりラフな1週間でした。

 

詳しくは、以下をご覧ください。

 

 

 

私の強気ポートフォリオも今週は結構な動きをしています。それでも、多少、警戒モードを入れていたのが功を奏しました。

 

 

当面は様子見をしながら、次のアクションを考えます。

 

 

  市場全体

 

7/19 QTD YTD WTD MTD
NYダウ 2.99% 6.89% 0.72% 2.99%
S&P500 0.82% 15.41% -1.97% 0.82%
NASDAQ -0.03% 16.58% -3.65% -0.03%
R.2000 6.67% 7.76% 1.68% 6.67%
NASDAQ100 -0.81% 16.03% -3.98% -0.81%

 

 

週間では、NYダウと小型のRussell2000が上昇。一方で、NASDAQ、NASDAQ100は、6週続いた週間ベースでの上昇がかなり醜い形で崩れています。

 

 

単なるロテーション(マーケットリーダーの交代)なのか、そもそも相場全体の転換点なのかはまだ分かりません。

 

 

当面は、これまでのようなお気楽な投資スタンスでは、痛い目に会うかもしれないと慎重なスタンスに変えた方が良いかなと思っています。

 

  7/19 7/12
10年債金利 4.24 4.18
2年債金利 4.51 4.45
原油(WTI) 80.13 82.21
金(NY Spot) 2,400.83 2,411.43
為替(US$/JPY) 157.48 157.83

 

金利は若干上昇。原油・金は若干下落。為替は前週比ではほぼ変わらず(週の中では結構動きましたが)。

 

 

マクロ要因的には、インフレの鎮静化が進んでいる一方で、雇用情勢が緩んできているので、市場にはポジティブですが、その一方で景気も冷えつつあるように見える経済指標も出ていて、市場は振らされています。

 

 

大統領選の行方も、来年以降の政治・規制などの方向性に関する不透明感から、候補者のコメントにいちいち過敏な反応をしているようです。

 

  セクターの状況

 

S&P500 Sector WTD MTD QTD YTD
Energy 2.02% 1.19% 1.19% 10.12%
Real Estate(REIT) 1.30% 5.40% 5.40% -0.15%
Financial 1.18% 4.16% 4.16% 13.47%
Consumer Staples 0.90% 2.02% 2.02% 9.90%
Industrial 0.56% 2.39% 2.39% 9.30%
Healthcare -0.33% 1.32% 1.32% 8.36%
Materials -0.46% 2.02% 2.02% 4.81%
Utilities -1.56% 2.86% 2.86% 10.56%
Consumer Discretionary -2.68% 1.35% 1.35% 5.97%
Communication Services -2.88% -2.68% -2.68% 22.10%
Technology -5.14% -0.98% -0.98% 26.18%
         
PHLX Semiconductor -8.77% -3.69% -3.69% 26.17%

 

グロース系セクターが沈没しています。半導体セクターの酷さが目立ちます。

 

ロテーションが起きているようにも見える。一時的なものか、まだ続くのかを見極める必要あります。

 

 

  個別銘柄の状況

Magnificent 7 WTD MTD QTD YTD
MetaPlatforms -4.43% -5.44% -5.44% 34.70%
Amazon.com -5.84% -5.24% -5.24% 20.53%
Alphabet -4.00% -2.47% -2.47% 27.18%
Microsoft -3.62% -2.20% -2.20% 16.24%
Apple -2.70% 6.50% 6.50% 16.51%
Nvidia -8.75% -4.54% -4.54% 138.14%
Tesla -3.64% 20.88% 20.88% -3.73%
その他の個人的注目株        
Netflix -2.20% -6.16% -6.16% 30.08%
Advanced Micro Devices -16.54% -6.55% -6.55% 2.83%
Vertex Pharmaceuticals 0.58% 4.87% 4.87% 20.81%
Johnson & Johnson 3.21% 5.84% 5.84% -1.31%
Eli Lilly -9.59% -5.29% -5.29% 47.10%
United Healthcare 10.52% 11.01% 11.01% 7.38%
Zoom 2.24% -0.54% -0.54% -18.13%
Salesforce.com -2.50% -3.68% -3.68% -5.89%
Catapillar 3.59% 4.36% 4.36% 17.57%
Hyattt Hotels Corp -0.20% 1.77% 1.77% 18.56%
Marriott International 0.46% 0.89% 0.89% 8.16%
American Airlines Group -0.94% -6.62% -6.62% -23.00%
United Airlines 7.18% -1.50% -1.50% 16.17%
Deere &Co 3.48% 1.19% 1.19% -5.45%
Chevron Corp 2.29% 1.75% 1.75% 6.70%
J.P.Morgan 2.36% 3.72% 3.72% 23.33%

 

グリーンでハイライトした銘柄は、この週にAll Time Highと引け値ベース最高値を更新した銘柄です。これまでとはちょっと顔ぶれが変わってきています。

 

 

マグニフィセント7が全滅しています。水・木・金の3日間での下落は本当に醜かった。

 

 

オマケに、金曜日のCRWDのソフトウェアアップデートの不具合に始まったIT障害によって、ネットで値動きを見ていても、それが本当にリアルタイムのものか不安になる状況でした。そうした状況も市場参加者の不安を煽ったかもしれません。

 

 

NASDAQを中心に大きく下落した、木・金は、下落幅が大きかったものの、取引高は減少しており、まだ様子見の市場参加者も多いのかもしれません。

 

 

まだまだ業績発表は続きますし、マクロ指標の発表も続きます。そして、大統領選の状況も刻一刻と動いています。

 

 

混乱した状況は当面続く可能性があります。

 

 

警戒を強めていきましょう。

 

 

 

 

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