京都の鞍馬山のウエサク祭に行ってきた。


鞍馬天狗で有名なあの鞍馬山は

京都の北の端、山深い

ちょっとした秘境の雰囲気漂う所にあった。


昔、マウンテンバイクで

この奥の山にチャレンジした事があるけど

必死で登ったものの

下りは全く手に負えず

ほとんど自転車を担いで下りた

屈辱的なあの日を思い出した。

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祭りは夕方7時から始まり

夜店とかは全く出ないらしい

という情報を元に

こういうの初体験なので

何をどう読んでいいかわからず

ワクワク半分、不安半分で

鞍馬寺に到着。


祭りっていうのに

浮かれた感じが全くなく

厳かというか、スピリチュアルというか

静かで、リンとした空気が辺り一面に漂っている。



小さなケーブルカーに乗って

山頂の本殿に着くと

若い人やお年寄りや大勢の外国人やらと

なんとなく、えー感じのバイブスが流れてる。


こんな言い方怒られるかもしらんけど

渋めのロックコンサート会場の雰囲気がした。



それぞれが手にした蓮の花の形のロウソクに

火を灯して、儀式が始まった。


このロウソクの光がまたえー味出してる。


お経やマントラを唱えたり
ロウソクを掲げたり

見様見真似で参加してる俺をつつく

こむぎの指さす方を見ると

オレンジ色の満月が、夜空に登場した。


体に電気が走った。


山の清らかな空気のせいか

深い呼吸が気持ちいい

えー感じです。



3部構成になっていて、

1部の最後に本殿の地下の

スゴイ雰囲気の場所に通された。


この寺の核心の場所というか

心臓部というか

なんか高い不思議なエネルギーを感じた。


2部で皆で満月に向かって瞑想して

3部で護摩を焚いた。


終わったのは夜中の1時。


多くの人はここで仮眠して

朝を向かえるらしい。



俺らは終わってすぐロウソクの明かりを頼りに

真っ暗な山道を下りて行ってんけど

なんとなく新年の初詣を済ませた後の充実感。


あの感じの気分に満たされて

スガスガしい気分で山を下りた。


恐るべし鞍馬寺。


恐るべしウエサク祭。



えー感じの夜でした。