【何度でも立ち上がる】
ボクシングを引退した時
六本木の水商売で働いた
鼻っ柱が強くて、人の言う事なんて
聞かなかったけど
何者でもなくなった僕は
ホステスに顎で使われて
苦笑いしながら
こんなもんじゃない
こんなもんじゃない
人にも馴染めず
一番以外のポジションが嫌で
物事を斜に見て
今の自分を受け入れられなくて
言い訳をして、お前とは違う
あいつのせいで
ボクシングのせいで
全てを何かのせいにしないと
受け止められなかった
毎日、深夜3時に仕事が終わって
電車もないし歩いて六本木から浜松町に帰る
3ヶ月前は世界チャンピオンになりたかったのに
今は、その拳でトイレ掃除してる
膝ついて酒注いでる
笑うことも出来ず苦笑いして
毎日、虚しくて虚しくて
なんで生きてるのかなって
悔しくて悔しくて
何の為に生きてきたんだろう
〜夢はなんですかと聞かれる事が
この世で一番辛く思えた〜
酔っ払って26歳男子何度も何度も
泣きながら長渕剛のマイセルフを歌いながら
朝方帰るあの道を今で覚えてる
こんなもんじゃない
こんなもんじゃないって
でも、ある時
あっこんなもんだって受け止めた瞬間がある
その瞬間に世界が変わった
そもそもこんなもんの自分が
頑張ってやってきただけで
そもそもこんなもんだ
ならば又、1から頑張ろう
こんなもんでいいじゃないか
人は何度でもやり直せる
何度でも立ち上がる
苦笑いして受け止められない時があってもいい
誇れない時があっても良い
世の中を斜めに見ないと向き合えない
自分がいてもいい
そんな事も全て笑える時がくる
何度でも立ち上がれば良い
あの時お世話になった方今元気にしてるだろうか。。