特急「いなほ」 国鉄の空気伝える“最後の特急” | bootのブログ

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今月の16日に行われるJR各社のダイヤ改正では、人気車両の引退が大きなニュースとなっている。代表格は東北・上越新幹線で活躍してきた200系。そして特急「いなほ」の運用から外れる485系だろう。全国各地を走った485系だが、とりわけ東北方面での活躍が印象深い。国鉄時代の1965(昭和40)年に導入されると、後に「はつかり」「ひばり」「や まばと」など幅広い特急で運用された。新幹線の開業により、その座を引き継いだのが200系。2世代にわたるエースが同時に第一線から退くのも、何かの縁 だろうか。「いなほ」はかつて、上野駅と秋田駅の約600キロを結ぶ日本有数の長距離特急だった。上越新幹線の開業により、運行区間は 新潟以北のみに短縮。それでも新幹線の発達によって特急の活動範囲が狭まったいま、300キロ近くを走る在来線の列車は珍しい。長距離運転、そして歴史あ る車両。国鉄の空気を伝える“最後の特急”だろう。そんな「いなほ」に乗ろうと思い付いたのは、東北地方を旅していたときのこと。宿泊地の仙台から新幹線を乗り継いで山形の米沢に回り、米坂(よねさか)線で日本海側の坂町に出た。485系といってもさまざまなタイプがある。製造時の外観をとどめたもの、新型車両風に改造されたもの、国鉄時代の色を再現したもの…。せっかくだから複 数の485系を楽しみたい。そこで考えた。まず坂町から秋田行きの「いなほ」で鶴岡へ。約20分後に来る上りに乗り換えて新潟へ向かう。2本の「いなほ」 に乗ってしまう行程である。坂町の駅前食堂でラーメンをすすった後、ホームで待ち構えると古風な顔がやってきた。今や貴重な絵柄のヘッドマークが光ってみえた。