10月5日のモンステラ
参加者:14名

★事例検討
「価値ある作業の再開により主体的な生活への変化が見られた例」
発表者:山口氏

★論文抄読
「Practical Guidance and Ethical Considerations for Studies Using Photo-Elicitation Interviews 写真誘発インタビューを用いた研究のための実践的指導と倫理的考察」
Prev Chronic Dis. 2014 Oct 30; 11;E189. doi:10.5888/pcd11.140216
発表者:吹野氏



今回は論文を紹介してくださった吹野さんより感想をいただきました!

 すっかり更新が遅くなってしまいましたが、10月のモンステラの感想です。
 前半の事例検討では、音楽という本人にとって価値のある作業を切り口に、社会へ再び繋がった事例を、作業の視点で後方視的にディスカッションしました。本人の人生の中で、音楽がどのように影響したのか、どのように選ばさせられたのか?また、本人とOTとの関わりの中で、どのように影響し合い変化し合ったのか?など、グループごとに熱い議論が交わされました。
 後半の文献紹介では、以前、フォトボイスについての文献紹介があり、写真を使ったインタビューについて深めよう、という目的で、Practical Guidance and Ethical Considerations for Studies Using Photo-Elicitation Interviewsという文献が紹介されました。写真誘発インタビューをする際の手順や倫理上の注意点について記されていました。ディスカッションでは、フォトボイスと写真誘発の違いについてや、いろんな声が写真から出てくる、自己認識に働きかけることができるのでは?臨床の場でも写真を使ってインタビューしてみたい。そのときはこの倫理事項を参考にしよう。など、幅広い意見が集まりました。
 毎回、多くの人の多くの声が集まり、気づきが多いです。今回、後半の文献を出させて頂きましたが、一人で悶々としながら訳すより、ずっと実り多きものになりました。
 明日からの臨床や研究にモンステラはきっと後押ししてくれると思います。


写真を使ったインタビュー、どのように実践できるか、誰に対して実践するのか、私自身も参加していてディスカッションがとてもおもしろかったです。そして今後実践の機会がありましたらぜひご報告ください。
吹野さんありがとうございました!

こやま


次回のモンステラは11月2日(金)です。
勉強会としては今年最後になります。
12月14日(金)には忘年会を予定していますので、合わせて予定していただけたらと思います。
みなさまのご参加お待ちしています♪