7月6日のモンステラ
参加者:11名

★論文抄読 
「認知症予防事業における挑戦したい作業に焦点を当てたアプローチの効果:パイロット研究」
横井他(2017)11,pp39-50,作業科学研究
発表者:富田氏

★事例検討
難聴によって筆談でコミュニケーションを取らなければならない認知症の方
発表者:澤氏

今回は事例を発表してくださった澤さんより感想をいただきました。

貴重な発表の機会を頂きありがとうございました。
難聴によって筆談でコミュニケーションを取らなければならない認知症の方がテーマでした。本当は周りの人々とストレスなくコミュニケーションを取りたい想いがありながらも、それが伝えられない当事者の方に対し、何かできないかという想いから今回発表させて頂きました。
話し合いを通じて、皆様から自宅に帰れるための手段について多数の意見を頂いたことが大変良い気づきになりました。
今回の方は、病棟、家族、相談員の意見として施設退院の方向性が決まっていたため、その枠組みから離れられないでいた私としましては、まさに目から鱗でした。他職種が、自宅退院の方向性も検討できるような、「可能性を示せる作業療法士」になりたいと感じました。また、本人が安心できる居場所を作れるようにと、自分自身の介入の方向性も決めることができました。
ご意見を下さった皆様に深く感謝申し上げます。


澤さん、発表ありがとうございました。今回は精神・身障・発達・地域・学校と様々な分野でお仕事をされている方の集まりでした。そのため、様々な切り口からの意見や質問が飛びました。また一人の人を見ていく視点もバラエティに富んでおり、今回の事例を通じて病院、地域、そして作業の視点と一人ではたどり着けない考えにも至ったのではないかと思います。
私もとても勉強になりました。
貴重な事例提供ありがとうございました。
次回、8月3日はヒガコ花火とともにお目にかかりましょう!

こやま