1/12(金)モンステラ勉強会の報告です!
本年もどうぞよろしくお願いしますキラキラ

●参加メンバー:21名 4グループ
今回は首都大学東京のボンジェ・ペイターさんにお越しいただきました♪
●内容:文献抄読(疑問の抽出⇒臨床への応用before⇒臨床への応用after) 2本

【論文抄読①】
発表者:菅野氏
文献:緩和ケアを通じてみる作業療法の世界
著者:島崎寛将
雑誌名: 作業療法ジャーナル 51(9):882-885,2017

「トータルペイン」に焦点を当て、作業的視点でどのように考えていくかというテーマをもって読み進めました。

トータルペインの4分類(身体的苦痛・精神的苦痛・スピリチュアルな苦痛・社会的苦痛)が臨床とリンクしづらかったり、とらえ方についての部分で疑問があがりました。

臨床への応用はトータルペインの視点があることでどの部分で苦しんでいるのか解決の糸口になるのではないか、痛みを伴うときには語り聞くことではなにもかわらず出口を見つけるのは難しい、作業療法士として作業の力を使ったほうがよいのではないか、等の意見が挙がりました。

【論文抄読②】
発表者:鈴木氏
文献:Occupational Well-being among the Very Old 超高齢者の作業的well-being
著者:Ingeborg Nilsson,Anna sofia, Lindgren&Marianne Liliequist
雑誌名:Journal of occupational science vol 19(2),june 2012 115-125

北スウェーデン都市部の90~98才を対象として、well-beingを得るためにどのように日常生活を組み立てているのかという説明を高齢者から聞き、作業的生活と作業的well-beingの結びつきの経験に焦点化することを目的とした論文です。

疑問としては、超高齢者と書いてあるが、超高齢者ではなくても当てはまりそう、スウェーデンと日本では健康感が違うのではないか、どんな文化なんだろう、スウェーデンでいう瞑想とはどんなこと?などが挙がり、テーマにかかわること、スウェーデンの文化におけるwell-beingについての話し合いました。

実はこの文献は2015年以来2度目の登場でしたが、同じ文献でも時・人・経験の違いにより見方や議論が変わること、また、自分自身の見方も変わっていることも今回の発見でした。

鉛筆次回の勉強会
2月の勉強会は2/9(金)です
(※以前2/2(金)とおつたえしていましたが変更しています)
場所:社会医学技術学院(東小金井駅) 19:00スタート
※モンステラは参加型勉強会です。文献・事例を発表してみませんか?
2月勉強会の文献・事例発表者も募集しています。

メモOSセミナー・勉強会
第5回作業科学を実践につなげる研修会
日程:2018年4月21日(土)・22日(日)
場所:大阪医療福祉専門学校

第22回作業科学セミナー
日程:2018年12月8日(土)・12月9日(日)  
場所:首都大学東京 荒川キャンパス
こちらも参加型とのことです!

それでは次回2月9日に会いましょう!