こんにちは!
10/6(金)モンステラ勉強会の内容をシェアします。
●参加メンバー:14名
●内容:文献抄読(疑問の抽出⇒臨床への応用before⇒臨床への応用after) / 事例報告

【論文抄読】
発表者:中村氏・鈴木氏・小山
文献:作業療法と作業科学におけるwell-beingのレビューと批評
著者:REBECCA M. ALDRICH
雑誌名: Scandinavian Journal of Occupational Therapy. 2011; 18:93-100

 作業療法や作業科学において、どのようにwell-beingが使われ、定義されているかをクリティークする。
文献レビューを通じて(1)作業療法や作業科学においてどのように使われ、概念化されているのか?(2)作業療法士や作業科学者にとってwell-beingの概念で達成すべきことはなにか?さらに哲学の論文からこれらの知見の分析と批評を導く。最近の理論的傾向について述べたのち、デューイの哲学に基づいて考察を行う。

論文を抄読したのち
???ともやもやが飛び交いつつも・・・
1.疑問
・well-beingを評価することはできるのか ・定義しようとしたのはなぜなのか、
・well-being自体あいまいなものでそれを哲学的にとらえようとしている
・ある書籍ではwell-being=良い状態と記している
・(客観的、主観的両側面を持っている記述から)一緒に確認していくものなのではないか
・Wilcoxはwell-being=continue becomingと言っている
・不確実な未来に能力を使うことがwell-being

ともやもやが少し形となり

2.臨床への応用
・定義自体あいまいならば、まず自分にとってのwell-beingを考えてみればよいのではないか
・現状や過去との比較ではなくクライアントの未来に目を向けることが大切ではないか

などなど、グループごとに臨床について想いを馳せました。

【事例報告】
発表者:山下氏
妻と小さなお子さんをもつ若年性認知症を患った方に対して、
退院支援は何ができるか、
環境が変わることでの作業の変化をどのように支援できるか を考えました。

参加者からのアイディアと問い
・本人の作業が気になる。記憶のない人の価値ある作業とは?
・オープンダイアログで話を聞く
・退院後の週7日のデイサービス通所が、本人の日常の作業を喪失させてしまった可能性

3テーブルそれぞれが様々な視点から作業について考えた時間でした。
みなさま有意義な時間をありがとうございました♪

☆次回の予定
11月10日(金)19:00~ 
場所:社会医学技術学院(東小金井駅)
今年度最後の勉強会です。みなさまのご参加をお待ちしています!

さらに
12月1日は忘年会を予定しています。
合わせてスケジュールの調整をお願いいたします!

それではまた来月お目にかかりましょう♪